break 39 ページ41
貴女side
貴「K…今度は何を言いに来たの？」
K「簡単に言えば
お前にヒーローを辞めろと忠告しに来た」
何でいきなり…
貴「私がどう生きてどう死のうが…
あなたには関係ないじゃない」
K「ああ、もう関係ない
お前は10年前『鍵』としての役目を果たし
この世界を救った
俺からすれば、それだけで充分
…なハズなんだけどな」
すぐそこにあるグラスを浮かせるK
それを眺めながら続ける
K「…お前を見ているうちに
もっと生きて欲しいと思ってしまった
初めてだ、こんな風に思った人間は
それなのにお前は死に急ぐんだよな
あれだけ個性使うなって言っても…使って
今日偶然治療したから何もなくて済んだが
下手したら大幅に命を削っちまうんだぞ」
独り言のように言葉を発するK
貴「Kは優しいね
でも…私はやっぱり
最期までヒーローでありたい
たとえ命がどれだけ削れようとも
そこは譲りたくない」
K「…そこまで人を救いたいのか」
貴「うん」
Kは溜息をつく
K「悪いな
俺もお前を助けたい
それは譲れねーんだよ
もしお前が死に急ぐってんなら
俺にも考えがある」
考え…？
K「悪い話じゃないぜ？この話に乗れば
お前は世界中の人々を救うことが出来る」
貴「どういうこと…」
Kはニヤッと笑った
K「
お前は俺と同じ力を手に入れ
永遠に生き続け、人々を救うことができる
お前も俺もどちらもウィンウィンの関係だ」
神の…世界…
全知全能の存在となり
彼のように『鍵』を探して世界を救う…
違う
貴「それは…同意できない」
苦しみに耐えながらも足掻いて
前へ進んでいく存在
それが私の『ヒーロー』だから
貴「それに…
私にそんな力与えることができるなら
私を…助けてよ
貴方なら寿命を延ばせるでしょう？」
その時
Kの顔が
とても辛そうな表情になったのを見て
どこか私は後悔した
K「それは…ルール違反なんだ、悪いな
とりあえず…病院にはちゃんと行け
あの医者ならお前のことをよく知ってるさ」
貴「ちょっと待っ_____」
彼を掴もうとしても掴めなくて
そのまま消えてしまった
Kは…どうして
私のことを助けようとしてくれるのだろう
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mona(プロフ) - サナミさん» あああ間違えて非公開にしていました、本当にすみません（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました（ ; ; ） (2018年10月18日 20時) (
レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - 火凛さん» ネタバレはきっと望まれていないと思うので何とも言えませんが…ハッピーエンドになれば良いなぁと私も思います！！ (2018年10月18日 20時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
サナミ(プロフ) - あの、break 21ってありますか？ 話が飛んでいる気がして･･････ (2018年10月18日 20時) (レス) id: 0de3f0b049 (このIDを非表示/違反報告)
火凛(プロフ) - 轟くんと幸せになって欲しい(￣^￣゜)ハッピーエンドになる事祈ってます(｡ｰ人ｰ｡) (2018年10月18日 14時) (レス) id: 01b03c4d73 (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - 琴香さん» 私も実は大まかな内容しか決めてなくて、細かい部分の描写考えてないんです（笑）ハッピーエンドを祈っておいてください、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月18日 12時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
| 作成日時：2018年10月7日 16時
