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ページ17

『ここら辺かァ?』

「はい…鬼の気配がします。」

私は今師範と任務に来ている。

「数は、5、6匹ですかねぇ。」

『よし!早くおわせんぞォ!』

「はい!」

「稀血使わないでくださいね。」

『あ、ああ。』

躊躇しながらも少し頷いた。








「では!私あちらに行きます!」

『何言ってんだァ?』

「???」

後ろの襟をつかんだ。

「グェッ!!!」

「ちょ!師範何するんですかぁ!」

私は、担がれた。お姫様抱っことかじゃなく、片手で。




『お前ぜってェ無理するだろ?』

「………ムッ、」

『こんな雑魚な鬼片手で倒せる。』

ドヤ顔でそう行ってくるのがちょっとうざい。

「えー、」

「私だって師範の役にたちたいの!」

師範の髪の毛を引っ張る

『いってぇなァ!殴るぞ!』

殴る素振りをしてくる隙に

「よっしゃ!」

その隙に私は降りた。






「へへっざまぁ見ろですよ〜」


『本当に殴っていいのかァ?骨折るぞ?』

「……嫌……です。」

『ん、じゃこっち来い。』

「は、はい。」

「痛いっ!!!」

げしっと足を蹴られてその隙にまた担がれた。







『お前がいてくれるだけで充分役たってるわ。ボソッ』

師範は何かボソボソ言っていた。


「何ボソボソ言ってるんですか?」

『なんでもねェ。鬼斬るぞ。』









.









風の呼吸 参ノ型 木枯らし颪

瞬く間に鬼は斬れていた。


片手なのに私よりも威力あるんだけど…。すごいな師範…、




『鬼は?』

「気配がしません!もういないと思います、」

『よし、帰るか、腹減った。』

「さっすが師範ですね!よしよししてあげましょうか?」

『手折るぞ?』

「あ、やっぱいいです。」

怖っ、師範怖っ!






刀をしまっていて、いつの間にかお姫様抱っこ状態になっていた。

師範からお姫様抱っこは嬉しいな…、



「師範私お姫様になった気分です。」

『どゆことだァ?』

首を傾げる。

「師範からのお姫様抱っこは歓迎ですよ。」

『…クソっ!』

意味がわかったのか顔を赤くして片手を離す。





「言わなかったら良かったですかね?」

『うるせェ!』

『俺を舐めんなよォ!』

「私は師範を尊敬していますよ。」

『尊敬してる奴に髪引っ張ったりするかァ?普通?』

「まぁ、良いじゃないですか…、」









私の心は暖かかった。

大好きな師範と過ごせるから。

でもそんな期間もあと3日に迫っていた。

あと三日→←。



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むいくん大好き人間 - とても泣けました!私、涙もろいので、こういうお話すぐに泣いちゃうんですよ。 ゆらぎさん、新作、できるの楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2021年4月29日 22時) (レス) id: 585e9768a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - 名無しさん» すいません、過去編終わって、夜だからまだ三日あるので、三日にしときました!ご指摘ありがとうございます! (2020年1月27日 22時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 最新話かあと三日になっています (2020年1月27日 6時) (レス) id: a5eb40352a (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - ヒナさん» そう言っていただき嬉しいです!ありがとうございます!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - あれ、涙が( ノД`)…とても良いお話しっ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年12月30日 23時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年12月14日 19時

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