余命 ページ2
_____3年前。
お医者様から告げられた。
『この子は…十四までしか生きられません。』
病室が静かに静まる。
母は、静かに手拭いを持って泣いている。
父はずっと下を向いていた。
私は何があったのかも理解ができなかった、
しかし、14歳までしか生きれないと言うことは理解出来た。
母から告げられた。
もう片目が紅色に染まった時余命は5日しかないと…。
その日から私は、親の愛情を受け取る事は無くなった。
自分自身それがどれだけ悲しかったか…。
考えただけでも泣きそうだった。
そして私は捨て子として扱われ、暴力を受けていた。
ある日、
寒い冬空の中木々に寄りかかってぽつんと座っていたら、
鬼が私を見つけて食べようとしていた。
正直怖くなかった、命なんて、どうでもよかった。
けど、師範によってその命はかけがえのないものになったんだ。
『余命なんて関係ねェ。悔しくねぇのか?』
『だったら来い。』
小さな手を暖かい手で包んでくれた。
鬼殺隊に入隊する為に鍛錬をした日、
一緒におはぎを頬張った日、
幸せな日々が続いて欲しかった…。
189人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むいくん大好き人間 - とても泣けました!私、涙もろいので、こういうお話すぐに泣いちゃうんですよ。 ゆらぎさん、新作、できるの楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2021年4月29日 22時) (レス) id: 585e9768a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - 名無しさん» すいません、過去編終わって、夜だからまだ三日あるので、三日にしときました!ご指摘ありがとうございます! (2020年1月27日 22時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 最新話かあと三日になっています (2020年1月27日 6時) (レス) id: a5eb40352a (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - ヒナさん» そう言っていただき嬉しいです!ありがとうございます!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - あれ、涙が( ノД`)…とても良いお話しっ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年12月30日 23時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年12月14日 19時