第十章『カウントダウン』【１】※（この回は後半に微妙な描写が入っております。苦手な方はご注意下さい。） ページ41
クロとは曲がりなりにも『恋人同士』なのだから、目覚めた直後にキスをされていたことに驚きはしたものの拒むつもりはなかった。
そうしてそのまま―――――無意識の内にとはいえ―――――クロからの求めを拒むことなく自分で受け入れていた。
―――――�爛潺好肇譽広瓩任△覘犹筬瓩�選んだのは『 』の云う通り�爛�ロ�瓩世�ら―――――
目覚める前に繋がった場所で出逢った『黒狐』とのやり取りが瑠璃の意識の内に浮かんでくる。
「あのね、クロ。私はこれから先、何があったとしてもクロの�爛潺好肇譽広瓩箸靴董△困辰販イ譴覆い破気砲い襪�ら。―――――クロの事を絶対に一人にはしないって約束するわ」
それから瑠璃は顔を上げると、クロを見つめながら想いを紡ぎ出す。
それはクロの中にある混沌としたモノを甘やかなモノに変えていく。
―――――あぁ・・・・・・向き合えねー・・・・・・。
呆然と目を瞠りながら、思わずそう心中でクロは洩らしてしまう。
けれど―――――
手放したくないという『本心』には抗うことは出来ず。
「―――――瑠璃・・・・・・ありがとな」
両腕を伸ばして瑠璃の身体をそっと抱き寄せると、クロは小さな声でその言葉を口にしたのだ。
※占ツク転記/19/7/21
【本館/19・7/22/別館/19・7/22掲載】
朱臣繭子
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原作三巻の残り一話の話に入る前に、第十章【１】では椿の中に居る狐さんに出て来て貰い。
その流れで、嫉妬するクロの心中と夢主の心中それぞれを交えて、という形にお話はなりました。
(椿の中の描写は、原作の番外編にあった話を参考にしています)
ただ、今回の話は果たしてこれで良いのか。
迷うモノになったのですが・・・・・・。
クロと夢主の想いが読んで下さる方に少しでも伝わりましたら幸いに思います。
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作者名：朱臣繭子 | 作成日時：2019年5月22日 23時
