義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

可愛すぎる ページ10

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第一試合までの10日間、選手たちはノアと私で組んだトレーニングをこなす。




慣れるまでは世一に話しかけるのは控えようと思っていたのに







「姉ちゃん…どういうことだよ」




『あ、あれ…言ってなかったっけ……』




「聞いてないけど？！」









お風呂上がりかな、首にタオルを掛けた世一が肩を掴んで揺すってきた。







『お、お姉ちゃんも意図的に黙ってたわけじゃないの』






本当にごめんね？と謝ると何か言いたげにしていた世一も「はぁー……」と大きなため息をついて折れてくれた。





一緒にご飯食べる…？と聞くとどこか嬉しそうにもちろんと言う弟に耳としっぽが見える。







『(かわいいなぁ……)』








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「えっ、じゃあ今はバスタード・ミュンヘンでアナリストやってんの？！」




『うん、協会の人とか、チームの人の推薦もあって半人前だけど……』




「それでもすごいじゃん！！」







自分の事のように喜んでくれる世一…なんていい子に育ってくれたんだろう。




我が弟ながら本当によくできていると思う。




青い監獄でのことや別の国を選択したライバルの話。



嬉しそうに話してくれるもんだからこっちまで嬉しくなっちゃうなぁ。







『練習以外なら時間も空いてるし、また一緒にご飯食べよっ……んむ』





「おいおい、俺の前で堂々と浮気か？」





「っな、カイザーお前！！」

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