義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

充実 ページ22

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ドイツに来てからというものの、わりと充実した生活を送れているのではと思う。




自分のレベルに合わせたクラスだし、同じ酌量で話せる友人がいる。




目的としていたアナリストへの道も教員の紹介もあり1歩が踏み出せそうだった。







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『サッカーの試合？』






とある昼下がり、いつもどおり図書館で勉強をしていると懇意にしてくれている先生が「いたいた」とこちらへ駆け寄ってきた。








「今度アリアンツ・アレーナでバスタード・ミュンヘンの試合があるんだが来ないか？

下部組織の監督と知り合いなんだが、Aの話をすると興味を持ってくれてね」






『ば、バスタード・ミュンヘンですか！！？』







先生の言葉に思わずびっくりして声を上げてしまう。
ほかの利用者に白い目で見られるがもう遅い。



ごめんなさい…と慌てて謝るも今はそれどころではない。








『そ、それって本当の本当ですか？』




「もちろん本当さ。運が良ければ近い将来、アナリストとして働けるかもしれないね」






どうだ、行くか？と答えの決まった質問を投げかけられる。


こんなチャンス、きっともう無いかもしれない。







『行きます！試合！！』

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