義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

好き ページ16

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「まったく、1人にさせるとすぐこれだ」





後ろ向け、と言われ大人しく後ろを向くとドライヤーの温風がぶわっとかかる。

普段は口も悪く性格もいいとは言い難いのにこういうときの手つきはとても優しくて好きだ。






『ミヒャの手、好きだなぁ。乾かしてもらうのも好き。気持ちいいんだもの』





「それはそれは光栄なことだ。早く卒業すればお前が大好きなこの手でお前をめちゃくちゃにしてやれる」





『センシティブNGでーす』







なんて指でばってんを作るとその手を取られ絡められる。




ドライヤーは終わったのか、いつの間にか端の方に置かれているしさっきまで乾かしてもらっていたから髪を梳く感覚がまだ残っていて少し恥ずかしい。







「惚れた女の部屋に入ってこうやって話すだけでも俺は限界なんだ。少しくらい許せ」





『ミヒャの少しは少しじゃ……っん…』







少しじゃないでしょ、と言おうとすれば塞がれる口。


深く交わろうとするミヒャに応えたくて必死について行こうとするのに体がそれを許してくれない。


舌を絡まされ、じうっ、と吸われるとくぐもった声が自分の口から発せられる。








『……(ダメだ、これ以上は絶対アウト…)



み、ひゃ……これ以上は、っダメ…！』








浅い呼吸を戻そうと肩で息をしながらミヒャを遠ざけるようにして手を伸ばす。



呑まれそうで危なかった……

勝率→←非合理的

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