私も無個性なのに。【ヒロアカ】

、、じゅうなな ページ18

「お母さん、(名前)、帰ってくるの遅いね。」

僕はそう呟いた。


オールマイトとのトレーニングを終えて帰ってきた僕は、いつもなら出迎えてくれる(名前)がいないことに気がついた。

何かおかしいと思い、母に聞いてみると、どこにいったのかしらと母も心配していた。



もしかしたら、(名前)もどこかでトレーニングをしているのかもしれないと思い、僕たちは先にご飯を食べた。

(名前)がいない食卓はどこか寂しく、ご飯もどこか味気なかった。


「でも(名前)はしっかりしてるから、“大丈夫”じゃないかしら？」


母がそう呟いた。

確かに(名前)はいつもしっかり者で僕をいつも助けてくれた。


「でもやっぱりこの時間まで帰ってこないのはおかしいんじゃないかな？」


僕は(名前)が心配で母にそういった。

その時、時計の針は10のところを指し示していた。


「大丈夫よ。(名前)のことだから、きっとどこか友達の家に泊まってるんだわ。」


「いいから出久はもう寝なさい。明日もトレーニングをするんでしょう？」

僕はどこか不安だったが、母の言うことに従い、寝ることにした。







僕はこの決断が間違いだったと、
後に知る。

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