エキセントリックな彼女2【あんスタ】 (ページ5)

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道化師は恋のキューピットページ5

(渉side)

渉「演劇科、ですか。もしかしたら私の
知人かもしれませんねぇ。」

宗「君は顔が広いからね。」

渉「ええ。私は演劇とアイドルと2足のわらじ
を履いていますからねぇ！」

渉「それで、もっと事細やかに特徴をお願い
しますよ☆」

宗「君。楽しんでいるだろう。」

渉「いやいや！まさかそんなことがあるわけが
ありません！！！」

面白くない訳がないじゃないですか！！！

こんなにAmazingな話は聞く以外に選択肢がありません

宗「まぁいい。」

宗「髪が紫色で瞳が薄い桃色で、横顔がとにかく
儚げで耽美なのだよ。」

ふむ、どこかで見た事がある容姿ですね、、
そのコッペリアの君とは、

私の幼なじみとそっくりですねぇ。

確かに容姿は儚げで美人ですけど、、(←お前が言うな)

彼女も席がアイドル科側の窓側になったと
言っていましたし。

渉「ウフフフ☆」

これはこれは、面白いことになりましたねぇ。

まさか宗の愛しの”コッペリアの君”がAとは！

あぁ。なんて世界は狭いのでしょうか。

愛はAmazing☆素晴らしく驚きに満ち溢れています！

宗「な、何だね、急に笑い始めて、、、」

週は急に笑いだした私にドン引きしています。

渉「宗。週末は空いていますか？」

宗「ああ。何も無いのだよ。」

渉「よろしければ私と一緒に演劇を見に行きましょう
私の幼馴染が主役で公演をするのです」

宗「ほぅ、、君に幼馴染がいるのは初耳だね」

渉「初めて言いましたから！」

宗「それで？どんな人物なのかね」

渉「そうですねぇ、彼女は、」

渉「誰よりも愛情深く、自由奔放な乙女。と言った
所でしょうか。」

宗「いくらなんでも彼女は君にだけには自由奔放
と言われたく無かったと思うよ。」

渉「フフ。どっこいどっこいですよ。私も彼女も」

宗「仲が良いのだね。」

渉「ええ。幼い頃からずっと一緒に育って来ましたから」

渉「誰よりも私のマジックに驚き喜んでくれるんです」

宗「どんな演目なのだね」

渉「ミュージカルです。」

渉「彼女とても中毒性がある美しい声をしているんです
ですからかなりおすすめです。」

宗「じゃあ一緒に見に行こう。」

宗はすっと私の目線を捉えそう言った。