宇髄さんとこの継子は

猗窩座との闘い ページ30

(煉獄side)


嗚呼。俺は不甲斐ないな、柱であるのに、

よもやよもやだ

片目は潰れ、内蔵がボロボロだ。

和歌月少女は

俺が致命傷を負っているのに闘い続ける
のを見兼ねたんだろう。

俺を背に隠し庇うように闘い続ける。

勝てない事はわかっているのだろう。

そんな相手に果敢に挑む彼女は強いな。

夜が明けるまで時間稼ぎをしているのか


素早く柱である俺と同じくらいの速度で
猗窩座を目掛けて技を繰り出し続けている。

猗窩座「素晴らしいぞ！A!!女子の身で
ありながら俺に傷をつけるとは！」

猗窩座「それもまだ柱では無く、幼く体も
未完成だと言うのに！」

猗窩座「何故、鬼にならない！お前なら
すぐに十二鬼月になれる！素晴しい
刃だ！！」


『だからっ！私は鬼が大嫌いだっつーの！』

『漆の型。鎮魂歌っ！！！！』

『伍の型!!四重奏!!』

凄まじい爆音と共に衝撃が走った
瞬時に高く飛び連続技を繰り出した。

猗窩座の四股が切り落とされ

和歌月の刃は猗窩座の首を目掛けて
振り下ろされていた。

だがそれと同時に若月の腹に猗窩座の腕が
振り下ろされていた

これはまずいな。
俺は彼女に任せて居るままではいけない。

柱として彼女を守らなくては！

煉獄「和歌月少女!!そのまま共闘するぞ！」

『！？』

煉獄「伍の型!!煉獄！」

『漆の型!!鎮魂歌っ!!』

『壱の型!!超音波！!』

猗窩座が素早いのをずっと見ていたのだろう。

素早く2つ技を連続で繰り出した。

凄まじい順応力だ。和歌月少女。


伊之助「やったのか！勝ったのか！」


己の息が浅くなっていくのがわかる。

隣で高速技を連続で出していた和歌月も
息が浅い。切り傷がある。

竈門「煉獄さん!!A!!」

猗窩座「生身を削る思いで闘ったとしても全て
無駄なんだよ杏寿郎。A。」

猗窩座「お前達が俺に食らわせた素晴しい斬撃技
も既に完治してしまった。」

猗窩座「だがお前はどうだ？潰れた左目、砕けた
肋骨、傷付いた内蔵。もう取り返しが
つかない。」

猗窩座「小娘も。細い折れた手足、顔やその白い
体に切傷が残るのだぞ！」

猗窩座「鬼であれば瞬きする間に治る」


俺は柱としての責務を全うせねばならない！！

和歌月少女や竈門少年を守らなければ

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ラッキー鬼殺隊員

胡蝶しのぶ

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