【鬼滅の刃】夜兎、呼吸取得出来ず苦戦中

５. 仲間(鬼攫い続) ページ7

※

『お、おう』


宇髄「………」



なぜか逆ギレされ、ちょっと傷つく



宇隨「つか、お前なんで俺の名前知ってんだよ。怖ェー」


『…え、今それ気にする？』


宇隨「まぁ俺は派手で目立つし、知っててもおかしくはねぇな」


『……ハイハイ…。』




疲れ半分、諦め半分でこちらが折れると



宇髄「よし」


『？』



そいつは整えた刀を腰に備え
俺の横まで近づくと

腰に手を回してきた



『ッッ！？』


宇髄「ヨイショ」




俺を肩に担ぎ、スタスタと歩きだす




『い、いきなり何すんだよっ！！』


宇髄「うっせーな…何もしてねぇだろ」


ｲﾗｯ)『今してんだよッッ！！』


宇隨「腰くらいで喚いてんじゃねぇ」


『はあぁぁ！？』



どうやら変人の中でも人に迷惑をかけるタイプ＝
変態だったらしい




宇髄「にしても軽いな、お前ちゃんとメシ食って
んのか？」


『はあぁぁぁぁ！？』



劇場の有様が、見えていないかの様な
態度に腹がたった



「お前も俺を疑ってんだろ！？何がちゃんとメシは食ってんのか？、だ！！早く離せッッ！！』


宇隨「…」



必死に暴れるが、あまり効果がない

先程までの感情はどこへやら、
危険信号が点滅している



『な゛あぁぁ！！！』


宇隨「だあーから…暴れんなって」


『下ろせ！変態ナルシスト！！』


宇隨「なるし？なんだって？？」


『下ろせって！！』



もがいていると、腕と胴体を固定されてしまった



『〜〜っっ(ダメだビクともしない、、コイツの腕力どうなってんだ！？)』



タ、タ、タッ……ガダンッッ
扉が砂埃を立てながら倒れた



胡蝶「やっと来ましたか」


宇隨「おーおー派手に盛り上がってんじゃねぇーか」


「なあ！にぃちゃん！！そいつ、Aだろ！？」


宇隨「んだてめぇ」


「頼む、連れていかないでくれ！！お前がその………鬼を殺しに来たのは分かってる
けどそいつは！俺たちの仲間だ！立派な人間なんだっ…！」


「劇はめちゃくちゃになったけど、Aだけは失えねぇ！！」


宇隨「……ンなもん知らねぇな。劇なら代役がいんだろ、修理代はこっちで出してやる。こいつは連れていくぜ」


「三ヶ月後にこいつの舞台があんだよ！！そこでこいつは鬼じゃなくなる！！皆に認めてもらえるんだ！！」


宇隨「こいつの判断はこっちでする、地味に立ち塞いでんじゃねぇ」



宇隨が前に進もうとした時



？？「どうした！！宇隨！！」



威勢のいい声と数名の人影が現れた

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