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13.残り六人 ページ27

胡蝶「お気になさらないで下さい。普段から
ああいう人ですから。」


『……一匹狼って感じですか』


胡蝶「大まか当たりです」


『…任務に行かれましたけど、皆さんは』


カラス「「ガァァ!ガァァ!!」」


甘露寺「勿論(もちろん)、今からね」



甘露寺と時透の腕に、カラスが止まると
二人は誰かと話すような素振りを見せる



『?、一体何を…』



一通り話し終わったのか、こちらを振りかえる


胡蝶「さ、煉獄さんもあまり出歩かれては困ります。屋敷に戻りますよ」


煉獄「よもや!迷惑をかけてすまない!」


胡蝶「後はお願いします」


甘露寺「伊黒さん、宇隨さん、お願いしますね」


煉獄「次は会議で会おう!!」


時透「僕も行ってきます」



一瞬にして消えた時透に続き、
「またね!!」と俺に手を振る甘露寺、

煉獄は体をこちらに向け、手を軽くあげた後
胡蝶と共にフラフラと帰っていった



伊黒「…ハァ……結局これだ」


宇隨「んじゃ、俺らはテキトーに歩くか」


『なあ、外には出たことがないんだ…街とは一体どんな所だ?』


宇隨「……え、まじで??箱入り娘って訳かよ」


伊黒「あまり、うろちょろするなよ」



分かった。と俺が返事をすると
二人は歩き始め、俺はその後をついて行った

羽織の中から街を見渡す

自然と歩みが遅くなり、離れては近づき
離れては近づきを繰り返す


何度か宇隨と伊黒はこちらを見て
面倒なのか無関心なのか、ただボーッとしていた。



『伊黒さん伊黒さん、あの小さな家はなんですか?//』



道の端に立つ、壁のない小屋に指をさす



伊黒「…あれは屋台だ。外で物を売っている」


『へぇ//あれが屋台…//』


伊黒「……」


『鉄が車輪付けて走ってますよ!//』


伊黒「…あれは車。異国の輸入品だ」


『く、車…外国では凄い物を作るんですね//』


宇隨「ほぉ〜お師匠さんから教わったのか」


『外のことは稽古の一環で学んでるし
それに、読書は嫌いじゃない』


宇隨「でもそのものは知らなかったんだな」


『文字と実物は全く違うんだ』


宇隨「んなムキになるなよ」


『べ、別にっっ』


伊黒「うるさい、ギャーギャー騒ぐな」


『………、す、すみません。」



なぜ自分だけ怒られるのか腑に落ちず、
ちょっとだけ俺は拗ねた




※ ※ ※


今更の追加設定

宇隨さんは都で刀を見られないよう
羽織を着て任務に来てました。

残ったのは二人

14.本の世界→←12.外の世界



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mercy(プロフ) - コロコロコさん» ですやね…わざわざこんなことでコメントすみません。お話とっても面白いです、更新楽しみにしてます! (2019年10月20日 2時) (レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - mercyさん» コメントありがとうございます。 調べましたところ、夜兎族の特徴として白い肌の記載はあったものの、赤髪・青い目に関しての記載はございませんでした。 夜兎族のイメージが、かの有名な兄妹だった為、誤った知識で紹介してしまいました…… (2019年10月20日 1時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
mercy(プロフ) - 夜兎族の見た目の特徴って白い肌だけじゃありませんでしたっけ?思い違いでしたらすみません気になったので… (2019年10月20日 0時) (レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - moonさん» コメントありがとうございます!!自分もどこで切ろうか迷いましたがmoonさんの様に楽しんでいただけたら嬉しいです!!!!!! (2019年9月21日 7時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
moon - 気になる所で切ったー!!!!!こ☆れ☆は☆アニメなんかでよくあるヤーーツ!!! (2019年9月16日 15時) (レス) id: 43dbb583aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロコロコ | 作成日時:2019年9月5日 16時

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