【刀剣乱舞 薬研】愛して愛して愛して

て ページ10

『やっ…ﾔｹﾞ…ん…ｯ!』




薬研に首を絞められ




殺される。







そう、思った瞬間







ﾊﾞﾁｨｯ



薬研｢ぐっ…!?｣


『!!』





突然、懐から何かが飛び出し
電気が走った






あれは…山姥切から貰った御守り…！



御守りは静かに私の懐に戻り、私と薬研の間に沈黙が続いた






薬研｢なるほどなぁ…そう来たか｣



ふと薬研が口を開いた




薬研｢それ、山姥切の旦那から貰ったんだろ？



たーいしょ｣




『っ…！』



ｿﾞｸｯ






答えてはいけない、何故かわからないが

答えてはいけない気がするっ…



背筋がゾッとし冷や汗が流れる




薬研｢まぁ答えなくても山姥切の旦那がやったってのは一目瞭然だ｣


『や、薬研….！』



薬研の瞳に光はない

深い藤色の瞳



薬研は私の方に手を伸ばした





が、







ﾊﾞﾁｯ




『！』




またしても御守りの力によっては
手は弾かれた



薬研｢……｣




薬研は一瞬顔を顰め

立ち上がった

そして





薬研｢邪魔だなぁその御守り
先に山姥切の旦那を殺っちまうか｣



私を見下ろし呟いた



『っ…だめ！』




そう言った時には遅くて



薬研は部屋を出ていった









その夜の事だった



夢を見た



今の私より少し大きい


大人の私がいた





首には食い込むほど小さな首輪



うずくまる大人の私




何故かこれは夢だとわかった





もっと近くに行こうと思い



足を出した時、






御守りが光った





『！か、体がっ！』


体は金縛りにあったかのようにピクリとも動かない





次の瞬間







｢その御守りを持っていてはダメだよ｣





目の前には私が小学1年生の時に亡くなった



おばあちゃんがいた

狂→←し

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