繋ぐ~心に傷を負ったこどもたち~

＊ ページ19

村上side





『 わぁぁ… 』




しょうたくんから｢ おでかけに行こう ｣と言われて、しょうたくんも僕から離れていっちゃうのかなって
物凄く不安になった。

だけど…おでかけの道中1度も僕の手を離さなかったし、いつも通り笑顔で話しかけてくれていた。



そして到着したのは、ショッピングモール…とか言うらしい。



まず訪れたのは、お洋服屋さん。

洋服1着しか持ってなかったからしょうたくんのを借りたりしてたんだけど、

いや、その、身長がね？僕の方が大きいから、丈が合わないのも多くて。




『 ねぇしょうたくん！僕これがいい！ 』




僕が選んだのは、白になんて書いてあるか分からないけど小さくロゴが入ったTシャツ

なんか、｢ 白 ｣って1番 僕っぽくない？わかんないけど、何となく笑




渡｢ えーそんなんでいいの？もっとカラフルなのある
よ？ ｣

『 ううん、これがいい！ 』

渡｢ そっか、真都はシンプルなのが好きなんだな。じ
ゃあこれ買ってくるから、ここで待ってて？ ｣

『 わかった！ 』





僕の着る冬物の服とか靴下、下着、パーカーなどがいつの間にか入れられたカゴに僕の選んだTシャツを入れて、レジとか言うところに並んでくしょうたくん。

僕はというと、待っている間小さい子が遊ぶプレイルームで腰を下ろしていた。





すると、プレイルームに僕と同じくらいの男の子が腰を下ろした。


緑のパーカーを着た、目がおっきくて頭が良さそうな男の子。




？？｢ …… ｣




どこかを見つめて悲しそうな顔をしてる。


何かあったのかな？


話しかけてみよう。





渡｢ ねぇね、え… ｣





その子に近づいてみると、

目に入ったのは衝撃の光景だった

＊→←上書きすればいいじゃない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す