滾る太陽と高ぶる月【サーバ大陸編】

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「「「エテモンだー！！？」」」


「エテモン…？
！さっきガジモンが言ってた！？」


「まさか、本当に猿だったとはね…
しかも性格悪そうだわ」


『よくもあちきをこけにしてくれたわね！
腹が立っちゃったから、
この村ごと消滅させてあげちゃうわ！』


「村ごとだって！？」


「そんなことできるわけが…！」


『ダークネットワーク！』


エテモンと呼ばれたそのデジモンがそう言うと
黒い何かが現れ、そこから発せられた赤い光により村がどんどん破壊されていく…。

それは滝の方にも影響を及ぼしており
その水飛沫によりみんなが濡れた。


「ファイラモン…！」


「大事ない！」


「みんな！進化よ！」


「「わかった！」」


「ガブモン進化…ガルルモン！」


『そうはいかせないわよ！
ラブセレナーデ！！』


なんとか持ちこたえ
ガブモンも進化しエテモンを止めようとした時
エテモンから酷い音色が発せられみんなは元の姿にもどってしまった…


「ひ、酷い歌…！
耳が痛い…！」


「璃久くん！大丈夫！？」


「あのラブセレナーデは
戦う気力を奪ってしまうんや…！
音も大きいさかい璃久はんとルナモンにはキツイものがありまっせ！」


「何か対策はないんですか！？」


「今のままでは無理や！
もっともっと進化せな…！」


「ファイラモン以上の進化…
でも紋章がないんじゃ意味ないわ…！」


さらなる進化を…となっても
そのための紋章がなく
みんなはコロモンたちに案内され滝の奥へ走った…

すると奥には太陽のような不思議な模様の壁があり、完全なる行き止まりだった…


「村に何かあったときはここから逃げろって言い伝えがあるんだ！」


「この模様は？」


その時太一のタグが光出し
辺りは綺麗なオレンジ色に光出すと
その壁はどんどん小さくなりプレートのようなものとなった…


「これは、紋章だ！
紋章が手に入ったんだ！」


そしてその奥には外の景色が広がっていて
そこはコロモンの村から離れた山の中だった…


「紋章だ…ついに手に入れたんだ！
こいつさえあれば、エテモンなんかこわくないぜ！」

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