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エテモンを倒す…
ナノモンの言葉に
2人は拘束されたまま顔を見合わせる。
「エテモン倒すですって…?」
「それはお生憎様だけど
コロナモンもピヨモンは私と空がいなくては進化できないわよ。」
「おまえたちを使うつもりはない。」
ナノモンは2人の言葉に冷たく返すと
2人を拘束している機械を動かす。
「何よこれ!?」
「っ!!
空…!向こうの台を見て…!」
「え?…あ…!?」
すると自分たちから少し離れた所にあった台に
空と瑠美の足ができた。
「おまえたちをコピーしているのだ」
「私たちをコピーですって…!?」
「おまえたちはまだ
紋章の力を全く引き出せていない。
だから私がこのコピーを使って
力を引き出してやろうとしてるのだ」
ナノモンは空と瑠美の紋章を持っているらしく
赤色と朱色の紋章をタグにはめ込んだ。
「私たちの紋章…!
あなたが持っていたのね?!」
「なんて卑劣な…
自分が敵わないからと他人を利用するなんて…!」
「私はかつてエテモンと戦い
過去の記憶ほとんどを失ってしまった。
失われた記憶は二度と戻らない。
私にできるのは
エテモンに復讐することだけだ。
例えどんな手を使ってもな。」
機械を操作するエテモンの表情は何にも変わらないものの、そこに確かにある復讐心に瑠美と空は顔を見合わせた…
「…空、私の家族のこと、覚えてる?」
「?どうしたの、急に…」
「……急じゃないわ。
いつかは、話そうと思っていたの。
私の家族のことを…親友であるあなたに…」
その時、瑠美から出た言葉は今の状況と全く関係のないものであり
空は怪訝そうに眉を寄せ、いつも通り無表情な瑠美を見た。
「今、話さなきゃならないの?」
「できれば。
コロナモンにも聞いて欲しいけれど
この状況だしあの子には話しても理解までかないと思うの…
だから、空、
あなたには知っておいてほしい…
私が今まで隠していた事実を…」
「……」
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†NANA†(プロフ) - ページ35で、「当たる人の」が「当たる人に」になっています。 (2021年2月10日 3時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「進化さえすれば」が「進化させすれば」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ4で、「瑠美も」が「瑠美ろ」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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