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第二十六話 ロキ ページ27

「さーてと、僕探検にいこ〜♪」

行こうとすると、フィルちゃんが

「迷子になるから気をつけて行くんだよ」

と、まるで子供に諭すように言ってきた。

一応僕は神様だよ?隠してるけどさぁ…

「大丈夫だよ。僕はそんなん馬鹿じゃないよ?」

「そうかい?ならいいんだけどねぇ」(ニヤニヤ

…もしかして、からかわれてるっ!?Σ(・∀・;)

「フィルちゃん!?もしかしてからかって…」

バタンッ

僕が言い返そうとした時、ふいに扉が開いた

銀髪に水色の目。雰囲気が冬をイメージさせる女の人。…この感じだとキルと同じ、狼の亜人かな?

…可愛いなぁ…!(*´∀`)←女たらし

「あなたもいたんですか、フィルさん。お久しぶりです。」

この子もフィルちゃんの知り合いかぁ…

…可愛い……(真顔

まぁ、話の邪魔しちゃ悪いし僕は抜けよ!


コソコソ〜……



ふう、脱出成功!

…と、そこで僕は空いてる扉を発見した

中を覗くと、どうやら大きな図書館(?)のようで。

「うっひょ〜…広〜い……んん?あの本…。」

一冊、何故か落ちてた本。

そこに挟んであった紙を見て、驚愕した。

『国境には神々が作った神話に出てくる魔物達の劣化コピーのような個体があり、国境を護っている』

そして、サラリとおちかた紙。

「…な、何なんだよ…コレ…!!」

様々な魔物達の絵、様々な神話の中の生き物。


その中に、知っている魔物がいた。


…それは、神の僕の子供の一人。主神によって鎖に繋がれてしまった息子。






「……フェンリル!!」



そう、フェンリルの挿絵だった。

「……フェンリル、いつの間に……」

本当に許せなくなって来る。

予言で、殺されるって言われただけで鎖に繋がれてしまった息子。

挙句の果にこんな劣化コピーを作られて。

神としてじゃなくても、『父親』として怒りがこみ上げてくる。



……はっ!っと我に返ると、翼が黒く染まり掛けていた。

慌てて、元の色に変える。…何だか魔法が使えにくいけど気にしない。

「……誰も、見てないよ……ね?」

多分大丈夫だと思うけど……うん。

「……ホント、何するかなんて分かったもんじゃないなぁ。アイツらの気が知れない。」

…そこで、何故かよくいたあの3人を思い出した。

…トール、フレイ、ヘイムダル。

オーディンは却下。アイツ、一番ひどいもん。

「…何だか懐かしいな〜あの頃。楽しかった」

バタバタで、僕に付き合ってくれた3人。

…また、会いたいな。

第二十七話 ベルゼブブ・カイリ→←第二十五話 フェリヴァ・ギャラクネス



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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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夕暮れの紅猫(プロフ) - 浅葱_なずさん» 一応、続きがありますよ! (2017年9月5日 1時) (レス) id: bc75671915 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱_なず(プロフ) - 凍結でつか(*゚▽゚) (2017年9月4日 22時) (レス) id: 638a6231c6 (このIDを非表示/違反報告)
夕暮れの紅猫(プロフ) - 欺瞞と悪戯の神・ロキさん» ありがとう! (2017年7月22日 17時) (レス) id: bc75671915 (このIDを非表示/違反報告)
欺瞞と悪戯の神・ロキ - 遅くなりました!直したよ! (2017年7月22日 16時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)
欺瞞と悪戯の神・ロキ - 夕暮れの紅猫さん» わかった!何とかしてそれにする!僕の事はためでいいよ! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ステラどるちぇ x他14人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年5月28日 20時

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