【小説】我が世界、最高にファンタジー！！

第十五話デビルズファイター ページ16

デビルズファイター 通称DF彼は記憶の無い悪魔である。

日課は毎日毎日挑んでくる挑戦者を再起不能にする事である。

「この俺に挑むとはなんと命知らずな...」

決まったセリフを吐き今日もまた一人命知らずな馬鹿を再起不能にする……

殺さない程度にするにも技術がいる。といっても彼に取っては朝飯前である。

何故ならその技術を身につける程にはもう充分すぎる程この日課を続けている。

というよりも続けるしか無かったと言うべきであろうか...

それ程までに彼または魔の国の者は暇であった。

そう100年前のあの戦争から……

DFが自分の住処から出ると何かが風に乗って飛んで来た｡

「ポスター?」
DFはなんとなくそのポスターを見る｡内容はこうである

『我が世界、最高にファンタジー計画:メンバー募集中！私達は共に散らばった世界を繋ぐ仲間を探しています！！』

なるほど面白そうな事を考える奴がいる者だ。

しかしながらDFは世界を繋ぐなど微塵も興味が無い...だがこうも考えた。

「今よりも確実に面白ろい事が出来るそれに無くした記憶を取り戻す方法が見つかるかも知れない」と

DFがそんな事を考えているとポスターから魔法陣が出てきた｡

『問おう。汝、この企画に参加したいものか』

「ああ。」

彼が魔法陣に踏み込むと目の前には黒髪の少女がいた...

「ようこそ、歓迎するぞ」

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