【過去編】ホワイト、原点。�� ページ4
ウェイドの家。
血だらけの服を脱ぐと、デッドプールという男にタオルを貰う。
デ「よく男の前で服脱げんねー、あ、俺ちゃんもしかして男として見られていないとか？」
『…慣れてるから。特に気にしない』
慣れてるいるという自分に不覚にも嗤う。
思い出すと頭が痛い。
それを見て腑に落ちない顔をする彼。
気に触るような事を言ってしまったのかと少し罪悪感を感じる。
それでいつも、父を怒らせていた。
フラッシュバックする父の憎たらしい声。
気に入らないことがあれば直ぐに私の体を使ってストレス発散道具の様に殴る。
『父が言ったの、''お前は俺の道具だ。''って。
…否定したかったけど、慣れていくうちに私もそう思う様になった
''そう思うことにした''』
諦めたようにいう彼女の顔は既に自分の意思など持っていないような顔だった。
『…組織には兵やガタイのいい人、囚人の様な表情をした人がいた、
それでも強制的に組織に入れられた人もいて、私を逃がそうとしてくれたけど…。彼奴に直ぐに気付かれて殺された』
『それも、私の目の前で』
まるで「お前のせいだ」って言ってるみたいに、目の前でその人の首を切った。
『意味の無い拷問をされた時に、''何で私を生んだの''って聞いたら、
''俺は望んでなかった''って。
家族なんて考えた私が馬鹿だった』
って、こんなベラベラ話して。被害妄想もいい所だ。
こうやって自分を嘲笑うことしか出来ない、今直ぐにでも此処から出たい。
すると、黙っていた男がやっと口を開く。
デ「…いいか、綺麗事だが自分の体は大事にしろ。
お前はあいつらの都合のいい道具じゃない、昔はそうだったとしてもな。
それは俺が許さない」
『…』
「俺はお前と似たような事を他人にされて…__いや、勿論お前はその何倍も辛かったんだろうがな。
けど、そんな経験してる俺だからこそお前を見るとイライラして堪んねえ」
〈何度死のうと思ったことか、まあ七回ぐらい。〉
《ハンマーで指を潰された時とか。》
「…ある時二つの人格が頭ん中でごちゃごちゃ言いやがる。
そんで今の俺は不死身だから首をちぎっても四肢もいでも死なねえ」
「…今のお前はただの死にたがりだな。俺がお前の立場だったら、
彼奴を殺したい。復讐したい。苦しめたい。だな。
…お前は自分の人生潰した彼奴に何もせず死ぬつもりか？」
はっ、と笑ってまたもや銃を突きつける。
「…__俺を信じてついてきたのに此処で俺に殺されちゃあ勿体ねえよな、」
そして引き金を引こうと、人差し指を置く。
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8824(プロフ) - めっちゃ面白かったです！何年か前の作品ですがいつか主様が戻ってきた時更新してくださるとうれしいです！ (12月2日 22時) (
レス) @page13 id: ff2d44cc80 (このIDを非表示/違反報告)
茄子猫 - なんなん、父親屑すぎへん…？更新待ってます！ (2020年7月25日 15時) (レス) id: 7d10cbdb72 (このIDを非表示/違反報告)
狛犬のリサ(プロフ) - 夢主とスパイディの絡みでヤキモチ妬いちゃうデットプールが見てみたい！ (2019年6月14日 4時) (レス) id: 3d96b1b6a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきーさん - 過去編が急展開過ぎて自分でも吃驚です。。。そう感じた方は本当に申し訳ないです。これが語彙力も文才もない作者でございます…。なるべくわかりやすくできるように書いていきたいです。あと、もしこんなネタがみたい！というのがあればリクエストお願いします…。 (2019年6月5日 0時) (レス) id: de00b5f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきーさん - Kaede.0807さん» ありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです…。。。 (2019年5月26日 19時) (レス) id: de00b5f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっきーさん | 作成日時：2019年5月13日 2時
