episode13 ページ13
「そして父の死に疑問を抱いた僕は、その真相を調べるため、雨洞さんたちを呼び集め、棲龍館ホテルにやってきた。まさかQクラスの仲間たちに犯罪者として追われるなんて夢にも思わず…。貴方の計画にまんまと乗せられていたわけだ」
「キングハデス……。貴方は恐ろしい人だ。人間の心の隙間に、憎しみの種をまき、殺し合いまでさせた！人の命をゲームのように弄んだ貴方を！僕たちは絶対に許さない！」
Qクラスメンバーは一歩ずつ、キングハデスを取り囲むように前に出た。
「教えてくれ。君は本当に流を信じていたのか」
「はい。流は必ず、約束を守る。そう確信してました」
「それはどんな約束だね？」
「僕たちの間では、決して嘘はつかない。それだけです」
究と流は顔を見合わせ、キングハデスに鋭い視線を向ける。
「なるほど…」
キングハデスはゆっくりと歩き出す。
「正直の上にバカがつく行為だな」
ソファにゆったりと座り、足を組んだキングハデス。
「流。私がお前に何を与えようとしたかわかるか？それは絶望だ」
「……かつて自分が与えられ、悪の道に進むきっかけになったように？」
A以外の5人に驚きが走る。
「…ほう、君は知っていたのか」
「昔々、聞いていたことがあった。自分が信じきれなかったせいで、大事な友達を失ったってね。……だから団先生は、仲間を信じろと、昔の私にも、今の私たちにも、そう言い続けてるよ」
流以外の4人はばっとAを振り返る。
「私はかつて、親友に裏切られ、絶望を味わった。だからお前にも絶望を与えれば、自ら進んで、私の後継者になると思った。だがその馬鹿正直さと……木崎の娘の流への理解、察しの良さが、お前を絶望の淵から救ったというわけか」
「僕はいつも暗い闇の中で、自分の宿命と闘ってきました。…そんな僕に、希望の光をさしてくれたのがQクラスの仲間だったんです。その光がある限り、僕が道を誤ることはありません！」
流ははっきりとそう言い放った。
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ツキツキ - 癒璃華さん» 癒璃華様、心のこもったお返事本当にありがとうございます。作品に軸を通す…そうなってます素晴らしいエンディングでした！ また彼らと会えるよう願って、では笑顔で締めたい――つんでれメイドのユウリと一緒に手でハート作ってチェキ撮りたいです！！！ (2021年2月28日 23時) (
レス) id: f33cc7d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - ツキツキさん» 誕生日あんまり関係ない感じにはなってしまいましたが…笑 楽しんで頂けたなら何よりです。シリーズ最初の、♯0と最後の♯11のラストを合わせる事で、物語に軸を通せるかな、と盛り込んでみました。私もツキツキさんも、また彼らと会えるよう願っております (2021年2月28日 21時) (レス) id: f0003aed0e (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - 瀧さん» 二次創作と言うからには、原作の雰囲気を壊してはいけない、とドラマをとても大切にしながら書いていたので、そう言って頂けると嬉しいです。読んでくださってありがとうございました！ (2021年2月28日 20時) (レス) id: f0003aed0e (このIDを非表示/違反報告)
ツキツキ - (続き)ラスト『空に掲げた(割愛)』くだり胸に沁みて。癒璃華様が流、夢主ちゃんQクラス探Qの物語自体を心底愛し大切にしていらっしゃるのが嬉しくて、そしてその溢れる愛情を感じられるこの小説を読めて本当に幸せです！気が向かれましたらまた彼らを書いてください。 (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6b0a8b5fb7 (このIDを非表示/違反報告)
ツキツキ - 癒璃華さん» 全て無事完結しましたね、おめでとうございます！！これ程に素晴らしい小説を書き上げ私たち読者に届けて頂き改めて感謝で胸が一杯…更にあぁあ流誕パーティーのリクお応え頂き感激で震えてます、ありがとうございます、よかったね流！サイドストーリーたくさん(感涙)続 (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6b0a8b5fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：癒璃華 | 作成日時：2021年2月17日 19時
