借金下僕と宇髄探偵、謎を解く【鬼滅の刃】

ルシファー ページ22

初め、和巳さんは菊さんと付き合っていた。

和巳さんは菊さんに愛の言葉をたくさん呟いた。君が一番素敵だと、誰よりも愛していると、君が僕の全てだと。

だけど次第に和巳さんの心は菊さんから離れていった。それから和巳さんは別の女の人のもとへ行った。

菊さんはもう一度和巳さんからの愛の言葉を聞きたくて、相手の耳を切り落とした。

”和巳さんの愛の言葉をもう一度聞くために“

自分の耳では話してくれない、なら言ってくれる耳を貰えばいいじゃない。

そう、菊さんは語った。


話が終わった後、警察に菊さんを連れていった。よくわかりましたねと宇髄さんに言うと「1人だけ生きてたらそりゃ怪しいだろ」と言っていた。里子さんは相手が殺されてもすぐに新しい彼女を作る和巳さんに嫌気がさして和巳さんとは別れた。


帰り道は沈黙が続いた。こんな重たい結末になるとは誰も創造していなかったからだろう。突然宇髄さんが言った。


「女は怖いな」

「私も女ですけどね」

「いや、ガキだろ。Aも善逸も」


また子供扱い。いつになったらやめてくれるのだろうか。それにしてもなんで善逸は一言も喋らないどころか顔が赤いのだろう。そんなことを考えて返事をしないでいるとまた静寂が訪れた。しかし、また宇髄さんが沈黙を破った。


「A、服切れて下着見えてるぞ」

「へ？」


下を見ると確りと下着が見えていた。


「な、なんでもっと早く教えてくれないんですか馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！」

「だから近所迷惑だって言ってんだろ」


善逸もガキってそう言うことか。

扱いは雑な気がするけれど、重たいこと考えないで済んだのは宇髄さんのおかげなのかなって思ったり、思わなかったり。

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