愛 の 運命 。4

Destiny 148 ページ4

そんなある日のこと。




優「 Aちゃん、
今週の土日空いてる？？ 」


『 あー、はい 』


優「 よかった！
じゃあAちゃんに現場入ってもらうね 」


『 えっ！現場ですか！？ 』


優「 うん、
そろそろ新人も現場に出せって
上から言われてさ〜 」


『 わ、私で、いいんですか？ 』


優「 Aちゃんがいいの！
休日出勤だけどよろしくな！ 」




入社してから早2ヶ月、
私は早速イベント現場で仕事することになった。


イベント会社でも結構大手で
実績のある会社だから、プレッシャーは大きくて。




その日の帰り。


優「 Aちゃん、今帰り？ 」


『 あ、はい、 』


優「 ちょっと待ってて、
一緒に帰ろ！ 」


先輩は私の返事も聞かないで
そのままオフィスを出て行ってしまった。




無視するのも悪いし、
しばらく自分の席でぼーっと待っていたら。



玄「 帰んないの？ 」


『 あ、岩橋〜
岸先輩待ってるの 』


玄「 ふーん、2人付き合ってるの？ 」


『 なっ！わけないでしょ！ 』


慌てて否定したら、

岩橋はニヤニヤしてるし
ちょうどそこで岸先輩が戻ってくるし。




優「 どしたの？ 」


玄「 別にー？お疲れさまでーす 」


岩橋はそのまま先に帰ってしまった。




優「 なんだ？あいつ 」


岸先輩はまだ不思議そうに首を傾げてたけど。




優「 お待たせ！帰ろっか 」


すぐにいつもの笑顔に戻って
私の顔を覗き込んできたから


私は小さく頷いて
先輩の後ろをついて行った。

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