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貴方side
エンデ「焦凍、隣の女は誰だ」
キツい目付きで私を見下ろし、轟に尋ねる。
轟「誰でもいいだろ。お前には関係ねぇ」
エンデ「…本人に聞いた方が早いな。貴様、焦凍の何だ」
貴様ってなんだよオイ。
一応、アンタより年上だかんな。体は永遠の16歳だけど、実年齢1000歳以上なんだかんな。アルタナ舐めんじゃねェぞ。
…まァ、この体でそんなことを言ってもただの変人に見られるから言わないけども。
『…友達、ですかね』
エンデ「…そうか」
一瞬、親父サンの強ばった顔が緩んだ。
.
轟「……もういいだろ」
帰るぞ、と私の手を引いて親父サンの横を過ぎる。
私は頭だけ後ろに向け、轟にバレないように下げた。
あれが轟の嫌いな親父サン？
私には、子を大事に思う親にしか見えねェや。
まァ、ちょっとキツそうなとこはあったけどさ。
.
轟「……なぁ、」
隣を歩く轟が、ボソっと声をかけてきた。
轟「……俺とお前は、友達なのか？」
悲しそうな目でこっちを見る轟に、動いていた足が止まる。
『友達じゃなかったら、何？』
轟「…初めて会った時、俺はお前をバカにした」
……あァ、廊下に連行した時のやつか。
私もう忘れかけてたんだけど。
そんなことを思いながらも、轟の言葉を待つ。
轟「でも、今はそんなことしねぇし思ってもねぇ」
だから、と轟は続ける。
轟「お前と、……友達以上の関係になりてぇ」
友達以上の関係。
それは親友、もしくは恋人。
師弟という可能性もある。
私はバレない程度の溜め息をついた。
『…ま、頑張れや』
いろんな意味を込めて頭を撫でた。
寮はもう目の前。
友達とか家族とか、めんどくせェなァ。
.
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フルーチェ侍 - 500票目ゲットだぜ！面白かったです！続編見てきます！ (2022年9月5日 21時) (
レス) @page50 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - アキ猫さん 同感！！ 読んだときすごいしっくり来た。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 078bed45a6 (このIDを非表示/違反報告)
アキ猫(プロフ) - 所々セリフが文ストで俺歓喜 (2019年1月13日 17時) (レス) id: 863df592fc (このIDを非表示/違反報告)
ｳﾂｹ(プロフ) - もう沖田落ちにしてレベルで風邪の時の総悟好きすぎてつらい。まだ全部読んでないで風邪まだ読んでコメントする私もどうかと思うけどッ！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧雪(プロフ) - ちらちゃんさん» 私の話のリクエストってありますか………？ここで言うのもなんなんですが……。 (2018年9月30日 13時) (レス) id: a1c799e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん x他2人 | 作成日時：2018年9月11日 22時
