３- 個性じゃなくて体質 ページ15
貴方side
昼休み。
私は切島、上鳴、瀬呂に誘われて食堂に来た。
上鳴「おいA、そのへんにしとけよ…」
『あ？なにが』
切島「その体のどこにそんな量の飯が入るんだよ！！」
ランチラッシュにご飯をよそってもらっていると、後ろに並んでいた2人に叫ばれた。
いやいや、まだ全っ然足りんでしょ。
私は生卵を5個ぐらい貰って、空いている席に移動した。
瀬呂「おいA、お前マジでそれ食べんの…？」
トレーにうどんを乗せた瀬呂が、私の隣に腰掛ける。
『え、これが常識なのでは』
瀬呂「いや常識じゃないから。それ異常だから」
しかも卵かけご飯って……と、エベレスト級に盛られたご飯を見つめて言う。
『チャラついたおかずに興味無いんで』
私は5個目の卵をご飯にかけ、ぐるぐると勢いよくかき混ぜた。
.
上鳴「え！？もう半分も減ってんじゃねぇか！！」
切島「漢気あるなぁ！！」
私の前に切島、瀬呂の前に上鳴と座る。
上鳴「……にしてもA、お前ほんとに無個性かよ？」
ご飯が底につき始めた頃、上鳴がそんなことを聞いてきた。
切島「身体強化とかの個性じゃねぇのか？」
『んーん。ちがう』
瀬呂「なんだよ隠さなくていいんだぜ」
『ちげえっつってんだろ刺すぞ』
瀬呂「俺が悪かった！！だから箸を向けるのはやめよう！！」
まだ会って1日も経ってないけど、疑問に持たれるのは後々ダルそうだ。
もう適当に嘘ついて誤魔化そう。
『私、そーゆー体質だから』
勝手に身体強化する。
と付け加えると、3人は食べているものを吹き出した。
『きったねェなァ』
瀬呂「悪ぃ、つい…」
上鳴「…え、マジで？それほんとに体質なの？」
『体も勝手に再生する』
切島「最強じゃねぇか！！」
ギャーギャーと騒ぐ3人を置いて、私はご飯のおかわりをするため席を離れた。
.
『ランチラッシュ、ご飯大盛りで』
ランチ「もう他の生徒の分が…」
『いいから！！早く！！くれよ！！』
そして、食堂のご飯は無くなった ────
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フルーチェ侍 - 500票目ゲットだぜ！面白かったです！続編見てきます！ (2022年9月5日 21時) (
レス) @page50 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - アキ猫さん 同感！！ 読んだときすごいしっくり来た。 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 078bed45a6 (このIDを非表示/違反報告)
アキ猫(プロフ) - 所々セリフが文ストで俺歓喜 (2019年1月13日 17時) (レス) id: 863df592fc (このIDを非表示/違反報告)
ｳﾂｹ(プロフ) - もう沖田落ちにしてレベルで風邪の時の総悟好きすぎてつらい。まだ全部読んでないで風邪まだ読んでコメントする私もどうかと思うけどッ！ (2018年11月17日 4時) (レス) id: 322a6d655f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧雪(プロフ) - ちらちゃんさん» 私の話のリクエストってありますか………？ここで言うのもなんなんですが……。 (2018年9月30日 13時) (レス) id: a1c799e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん x他2人 | 作成日時：2018年9月11日 22時
