【名前変換オリジナル】でも付き合ってないんです。

37.あみだくじ ページ38

今日はハロウィンだ。
すっかり忘れていたら、部活で先輩が

｢再来週ハロウィンパーティするぞー！｣

と言い出したので、そういえばハロウィンだな、と思った。

｢コスプレしない？｣

衝撃の一言。

｢私衣装いっぱい持ってるよ。足りなかったら作るし。｣

そう言った先輩はコスプレが好きらしく、衣装はいつも手作りらしい。

｢やった！お願いします！｣

楽しそうだな、でも颯くんは断りそうだな、と思っていると

｢自分も参加していいですか。｣

今まで黙っていた颯くんがそう言った。
颯くんのコスプレはきっとレアだ…撮りたい。

と思った私は

｢私も参加したいです！｣

前のめりになりながら手を挙げた。

｢全員参加っぽいね。まぁ一年生以外は参加すると思ってた。｣

｢部長と颯くんとAちゃんは私と身長違うから作るね。｣

衣装作ってもらうの初めてだな、と思っていると

｢あみだくじ作って、誰が誰の衣装決めるか決めない！？｣

わかりそうでわからない言葉に首を傾げると、

｢自分じゃない誰かに何着るか決めてもらうのね。｣

そういうことらしい。

｢うん。じゃああみだくじ作るね。｣

男子一人だが大丈夫だろうか。
と思いながら場所を選ぶと、

｢部長だ。｣

部長の衣装を決めることになった。

38.悶え→←36.過保護？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す