【名前変換オリジナル】でも付き合ってないんです。

32.お部屋2 ページ33

先輩の部屋に到着すると、既に他の先輩は揃っていて、UNOの準備ができていた。
またUNOをするのか。

｢さっき負けたからもう一回したい。付き合ってくれる？｣

｢あ、はい。｣

二人で微妙な返事をしながらカードを手に持ち、整理する。

｢じゃあじゃんけんしよーう。｣

じゃんけんの結果、自分達が最初に出すことになった。

｢まずは一枚のカードから、だよね。｣

｢うん。｣

｢じゃあこれ出すね。｣

最初は順調に進んでいたが、途中で、

｢じゃあ次は…あっ…｣

｢ん？あ…｣

距離がとても近かったので、お互いに慌ててしまい、カードを落としてしまった。

｢ああぁ…｣

｢ああぁ…一旦…落ち着こう…｣

二人で深呼吸をして落ち着く。

無事に落ち着いたので、残っているカード

｢スキップ｣

｢終わり｣

六枚を出し、再び一位で抜けた。

｢いえーい｣

ハイタッチをして喜ぶ。
時間が経つと少し恥ずかしくなる。

｢颯くん。…ていっ｣

名前を呼び、こちらを向いた瞬間を狙って眼鏡をとる。成功した。

｢ちょっ…返して…｣

｢眼鏡どうぞー｣

代わりに自分がかけていた眼鏡を颯くんにかける。
度はほぼ同じなのでちゃんと見えるのだ。

｢ん？これなんか違うな。｣

｢うん。それ私の。｣

｢そっか。まぁいいか。｣

颯くんが納得(？)したのでそのまま颯くんの眼鏡をかけ続けていた。

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