【名前変換オリジナル】でも付き合ってないんです。

27.ダンス ページ28

お昼休憩の時間が終わったので、次は各団の演技(ダンス)を見ます。
さっそく出番だ。

｢芝生だと足が痛くないね…！｣

｢芝生だからな。｣

中学生の時はグラウンドで踊っていたので、草がありがたい。
と、思っていると、団長が叫んだ。

｢よっしゃ、みんな行くぞ！！｣

｢おー！｣

周囲もノリに乗って返事をする。
さっきまで少し緊張していたが、なんとなく和んだので問題なさそうだ。

｢颯くん。頑張ろうね。｣

｢うん。間違えたらごめん。｣

｢自分も間違えるかも…｣

そんな会話をしているとアナウンスが聞こえた。

｢ご準備はよろしいでしょうか______｣







ダンスは無事終了。
大きなミスはなく、詰まることなく踊れた。

｢颯くんお疲れ様。｣

｢うん。そっちもお疲れ様。｣

軽く会話をして団の席に戻って着替える。
更衣室はあるのだが、とても混んでいるらしいので行きたくない。


着替え終わって衣装をリュックに入れて座る。

他の団のダンスも気になる。
黒団と白団がすごいらしいので、とても楽しみだ。
先輩も頑張れば見つけられるだろうか。

｢白団って最初聞いた時、微妙だなって思ったけど、衣装めちゃくちゃ可愛いね。｣

｢なんかふわふわだね。｣

ウェディングドレスのようだ。
丈は短いが、ヴェールのようなものを付けているので、結婚式のような気がする。

｢まとめて結婚式みたいに見えてきた。｣

｢わからなくもない。｣

衣装の話をしていたはずが、

｢ねぇ、結婚式には呼んでね。｣

｢うん？｣

｢まぁ…旦那さんができて、結婚する時は教えてね。｣

｢うん。｣

今自分の結婚式は関係ないのでは…
と思いながら演技を見ていた。

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