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16.羞恥と恐怖と ページ17

「次の方〜」

「はーい」

ついに来た。

「今からこの小さいライトを持って中に入ってください。」

そして小さな黄緑のライトを渡された。

「では、お足元にお気をつけて存分に叫んでくださいませ。」

入ってすぐにドアを閉められた。

「暗い…」

「怖い?」

「絶対先に行かないで。」

そう言いながら颯くんのシャツを掴む。

「行かないから大丈夫。」


まず左側に障子があった。
これは何かある。そう思ったが通るしかない。

「何かある気がする。」

「友達何役かな…」

隣で呑気に呟いている人と共に一歩進むと、突然障子を破って手がたくさん。

「おっ」

「うわぁ」

一瞬の驚き。

と思ったらすぐに右から突然出てくる貞子さん。

「無理…無理いいいい!!」

恥は考えずに全力で颯くんに抱きついた。
少しすると

「リア充…爆発…」

貞子さんから謎の発言が。

「リア充じゃないし怖いから帰ってください…」

何故か冷静に返事した。


さらに進むと井戸があった。

何かあると思ったら中から血塗れた着物の女の人。
そしてそのままずるずるとこちらに寄ってくる。

「無理無理無理無理無理」

自分の語彙力が著しく低下している気がする。

「大丈夫?じゃないか。とりあえずはやく出よう。」

ありがたい…

「出よう…はやく出よう…」

颯くんより前に行くのも後ろに行くのも怖いのでとりあえず隣でシャツを掴む。

17.羞恥と恐怖と2→←15.燃える



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設定タグ:ほのぼの , 日常 , 高校生   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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- 瀬央さん» コメントありがとうございます!わくわくしていただけて良かったです…! (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
- airさん» コメントありがとうございます!続編は今のところはないですね… (2018年11月4日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)
瀬央 - 最後まで一気に読みました!とってもわくわくしました! (2018年10月28日 21時) (レス) id: 73beee53e0 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした( ノ^ω^)ノあの、続編の予定とかないでしょうか…? (2018年10月28日 10時) (レス) id: e5f7ae3945 (このIDを非表示/違反報告)
- airさん» コメント、お気に入りありがとうございます…!頑張ります…これからもよろしくお願いします! (2018年10月19日 23時) (レス) id: 02884e4a0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月4日 1時

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