大正時代でもわんだほい【プロセカ】【鬼滅の刃】

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『こんにちはーっ！』


「「「えむさん！」」」


『えへへっ、お菓子買ってきたから皆で食べようよ！


アオイちゃんも一緒に食べよう！』


ア「わ、私もですか？」


『うん！い〜っぱいお仕事した後のお菓子はとっても美味しいよ！』


ア「…じゃあ、お言葉に甘えて」



実弥くんがお留守の間、私はよく蝶屋敷に遊びに行っていた


何度か訪れた事でアオイちゃんやすみちゃん、なほちゃん、きよちゃんと仲良しになった


しのぶさんも前より笑ったお顔が増えたんだよ！


最初は怖くて胡蝶さんって呼んでたけど


「私の事は名前で呼んでくれないんですか？」って悲しそうな顔で言われてビックリしちゃった私が『是非とも呼ばせて頂きます！！』って大声出しちゃったんだ


それとね、もう一人とっても素敵な女の子がいるんだよ！


あ、いた！！



『カナヲちゃん！こんにちわんだほーいっ！』



私に気付いたカナヲちゃんは銅貨を投げそれを手で受け止めた後に「こんにちは」と返してくれた


喋ってくれたって事は裏だったんだね！


カナヲちゃんは自分で物事を決められないから銅貨を使うってしのぶさんが言っていた


お話する機会は少ないけど一緒にいてて私は楽しいよ



『ついに明日だね！お互い頑張ろうね！』



カナヲちゃんの手を握ってそう言うと、こくっと頷いて握り返してくれた


明日は最終選別の日


カナヲちゃんも明日最終選別を受けるらしいんだ！


最終選別を受ける人ってどれ位いるんだろう？


いっぱいいるのかな？



『あのねあのね！


この前私、翼の呼吸を使えるようになったんだ！』


カ「翼？」


『うん！実弥くんに教えてもらった風の呼吸を練習してる時にね、


もっとこう、ドッカーーーンって感じにしたいな！って思いながら練習したら自分でアレンジしちゃったみたいなの』


カ「あれんじ……」



あ、そっか！大正時代だと外来語って使われてないんだ



『えっとね、風の呼吸を更に自分のものにしちゃったみたいな！』



そう言えばカナヲちゃんは納得した様子だった


私が生み出した翼の呼吸は色とりどりの羽を散らす


それは燃え盛る火だったり金色だったり、緑だったり紫だったりする


何でかは分からないけどね、翼の呼吸で刀を振るうとどんな相手でも絶対負けないぞ！って思えるんだ



『(司くん、類くん、寧々ちゃん


いつもと違うやり方だけど、たくさんの人を助けるために私頑張るよ！)』



大事な仲間達に心の中でそう伝えた

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