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奏汰君の家族を殺した男、鬼舞辻無惨
彼に上弦の鬼になれと言われてから、私は血鬼術という技をある程度使いこなせるようになった
元々瞳に雪の結晶が描かれていたが、今は両目に「上弦」、「零」と刻まれている
他の上弦の鬼に会わされた後も私は一人であの山奥の家に住んでいる
あの人達は近くに埋葬して、血の海になっていた家の中は雪で包み込んだ
最初はちゃんと掃除したけど、血の量が凄過ぎて汚れが落ちなかったから
鬼は太陽が駄目みたいだし夜しか出歩けないからある意味不便な生活を送っていた
何でかは知らないけど鬼舞辻さんが言っていた鬼狩りがこの山に何度か現れ、私を見るなり襲いかかってくるようになった
もうこの山も安全じゃないだろうし、場所を移した方が良いかもしれない
でも何処に?
堕「ちょっとアンタ」
ま「?貴方は確か…この前の
どうして此処にいるの?」
堕「今日は客を取ってないからわざわざ迎えに来てやったのよ
アンタ前に無惨様にこれからどうすんのか聞かれて分からないって言ってたでしょ
だから私がアンタを引き取りに来たのよ」
ま「別に頼んでない」
堕「はぁ!?私だって好きでアンタを連れて行こうとしてる訳じゃないのよ!
無惨様がアンタの事を気に掛けていらしたから迎えに来てやったの!!
今ウチにはロクな奴がいないしちょうど良いのよ!
腹立つけどアンタ結構美人だし」
一人で怒り散らす上弦の鬼をじっと見つめどこか懐かしい感覚に陥る
分かった……この鬼、何となく絵名に似てる気がする←
よく分からないけど…ずっと一人で此処にいるよりかは
この鬼について行った方が良いのかもしれない
ま「分かった、じゃあそうする」
堕「……私から言っといて何だけど
アンタ少しは自分の意思を持ちなさいよ」
ま「……?」
堕「やっぱり腹立つわアンタ」
一人百面相する堕姫という鬼をぼんやり見つめながら山を降りた
そして辿り着いた先は吉原
遊郭なんて初めて見たな……
堕「アンタに客は取らせないから安心しな
けど雑用はやってもらうからね」
ま「うん、それでいいよ」
働かざる者食うべからずって言うし、そりゃそう言われるだろう
だけど肯定すれば堕姫はまた微妙な顔をしてその場を去った
よく分からない←
こうして新しい環境での私の生活が始まった
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炎王夜宵@学校なんて消えちまえ(プロフ) - 風蘭dollさん» で、炭治郎が「きっとカナヲは自分の意志が弱いんだよ」みたいな事いってたような? (9月4日 20時) (レス) id: 531f67c071 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 炎王夜宵@学校なんて消えちまえさん» ありそう!言ってそう!!(笑)私鬼滅はアニメしか見てなかったのでその分見落としとかあるかもです……。 (9月4日 7時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
炎王夜宵@学校なんて消えちまえ(プロフ) - 風蘭dollさん» なんか、カナヲのセリフに「裏が出たから返事をしただけ」みたなヤツがあったようななかったような、、、って感じですw (9月3日 21時) (レス) id: 531f67c071 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 炎王夜宵@学校なんて消えちまえさん» あ〜なるほど…明らかな描写されてたりとかしてたら分かるんですけど実際どうなんでしょうね……私も分かんないです笑 (9月3日 21時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
炎王夜宵@学校なんて消えちまえ(プロフ) - 風蘭dollさん» いや、ガチで私が間違ってるかもしれないですwでも、カナヲちゃん裏で炭治郎に返事してた気がして、、、 (9月3日 20時) (レス) id: 531f67c071 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2022年1月16日 23時