大正時代でもわんだほい【プロセカ】【鬼滅の刃】

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ー類sideー



翌日、登校中に珍しく瑞希を見掛けた


だけど心なしかその表情は暗い


…また何か言われているのを聞いて気にしてしまっているのかな



類「おはよう瑞希、登校時間に会うなんて珍しいね」


瑞「類、おはよう！


いや〜そろそろ出とかないと単位がヤバいかなと思って」


類「フフ、そうかい」



話題を振ればいつものように明るく振る舞っているが、


それでも何処か落ち込んでいるようにも見える


ふむ……あまり放っておいてはいけないかもしれない



類「瑞希、何かあったのかい？」


瑞「えっ？」


類「かなり思い悩んでいるように見えたからね


勿論無理強いはしないが君さえ良ければ話してみてくれないかい？その方が気は楽になるよ」


瑞「……っはは、類ってそういう所本当に鋭いよね」


類「それは褒め言葉として受け取っておくよ」


瑞「…今、サークルで音楽活動してるって前に話したでしょ？


実はさ…そのサークル仲間が一人行方不明になってるんだ


何度連絡しても音信不通だし…あの子が何も言わずにいなくなるなんて事はないから絶対何かあったんだと思う


それが心配で、どうしても気になってしまって…」



行方不明者か…


確率は極めて低いけど心当たりはあるね



類「なるほど…ちなみにいつからいなくなった等分かるかい？」


瑞「えっと、大体6日前からだったかな


最初は親が海外に行っていなかったんだけど、その最初の二日間学校に来てなかったらしくて


それで親が帰ってきてから家にもいないって発覚したはず」



6日前か…えむ君がいなくなったのは4日前


えむ君と同じく、何らかの原因であの鬼の世界に行ってしまった可能性がある


よくある異世界物語だと異世界への扉や空間が現れたりするため、試しに近辺を調べたが特に何も見つからなかった


僕達でえむ君を連れ戻そうと言ったものの、現状何も情報がない


さてどうしたものか…



瑞「……」


類「…瑞希、一つ提案があるんだけど良いかな？」


瑞「提案？」


類「実はね、僕の仲間も一人全く同じ状況の子がいるんだ


幸い僕が作った発明品でその子の様子を確認する事は出来る


ただし此方から声を掛けても届かないし、連れ戻す事も出来ない


あくまで向こうの様子見の道具って事になるけど…


それでその子の様子を見てみないかい？」


瑞「！そんな事、出来るの？」


類「あぁ…先に有り得ないって思うような事を言うと


恐らく彼女の居場所は異世界だ」

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