- 夢物語 ページ28
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中村「はい、ティッシュ。とりあえず涙拭いて？」
A「…うん、ありがとう」
ソファーに腰掛け、
うみちゃんに渡されたティッシュで涙を拭く。
うみちゃんは横に座った。
中村「A、ほんとに、どうしたの。何かあったの？」
…もう、逃げちゃだめだから。
逃げられ、ないから。
思ってることを全部、正直に話す。
A「…無性に、うみちゃんに会いたくなって。好きって、伝えたくなった」
中村「…誰が好きなの」
A「うみちゃん」
中村「…まじで酔ってないの？」
A「水しか、飲んでない」
うみちゃんは困惑した様子で、顔が固まっている。
中村「本気で、俺のこと好きなの？」
A「うん、好き」
中村「…俺のこと好きでも、幸せになれないよ」
A「そんなことないよ」
中村「そんなことあるって、」
A「ないよ！」
中村「！」
なかなか私の想いがうみちゃんに伝わらなくて、
少し強い言い方をする。
だって私、
うみちゃんにそんな申し訳なさそうな顔、
してほしくない。
中村「…俺もAの事、好きだよ。でもさ、やっぱりメンバーって関係性は崩せない」
メンバーって関係性は、崩せない。
わかってる、私だってグループを壊したくはない。
A「…2人で想いあってるだけじゃ、だめなのかな」
中村「…は？」
A「私、別にうみちゃんの恋人になれなくてもいいの。そばにいれたら、それでいい」
中村「…お前言ってる意味、わかってる？」
A「わかってる」
中村「永遠に、メンバー同士だよ。恋人らしいこと、できないよ？」
A「うん、それでもいい。うみちゃんと好きって気持ちが通じてたら」
中村「でも、」
A「うみちゃんは…それだけじゃ、嫌？」
中村「…」
黙り込む、うみちゃん。
やっぱり私の馬鹿な願い、だったのかな。
こんなの実現、できるわけない、か
A「…やっぱり夢物語だよね、付き合わずに想い合うとか」
中村「それは、」
A「…ごめんね。私うみちゃん以外の人、好きになった事ないから。よくわかんなくて。恋愛自体も、よくわかんないし。ばかみたいなこと、言ってるよね」
中村「…そんなことないっ、」
ぎゅっ、とうみちゃんに抱きしめられる。
いつぶりだろう、この感覚。
うみちゃんを近くに感じて、
とても、幸せな気持ちになる。
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推しとリアコは別JAPAN(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！美紀さんも、お気をつけください。 (2021年3月8日 16時) (
レス) id: e1ea409579 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - TravisJapan大好きですしめちゃんとのえる君と宮近君寄りのオール担当です最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月6日 13時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しとリアコは別JAPAN | 作成日時：2021年3月3日 0時
