score 4:アナタside ページ4
相葉さんと重なる唇…
ピアノを弾く手が止まり…演奏が停止すると、現実に戻される…
相葉さんがハッと驚いた顔をして、私から離れた…
『…あれ??なんで…だろ…?ごめん…!俺も訳が分からないんだけど…気づいたら…そうしてたっていうか…そうなってた… …』
「… … わかります … …」
相葉さんが言う事に、自分の中で…疑問も否定もなかった…
『…えっ!… …分かるの!?』
さらにビックリした顔で聞く相葉さん。
「… … あ、いや、よくわからないですけど(笑)でも… 音色に包まれて…相葉さんと…ずっとこうしていたいって…」
『… まさに、そう!!』
私を指さし強調する相葉さん。
『自分の意志ではなくて…引き込まれるように…キス…しちゃったんだよね…』
相葉さんが自分の唇に触れる…
あの唇が…私の唇に重なったなんて…
思い返すと…あらためて恥ずかしくなり…赤面してしまう…
そんな私に気づいて…
『… あっ!…本当にごめん!ごめんなさい!!もう…俺って変態じゃん!!! … …こんなんじゃ…もう会いたくなくなるよね… …』
俯いて…頭を抱える相葉さん…
ピアノから離れて…相葉さんの前に立つと…自分から唇を重ねた…
唇が離れ…驚いている相葉さんに
「…これで…私も変態…ですね…?
…私は…また、会いたいんです…。」
嫌じゃない…違うの…
逢いたい…
相葉さんの手が私の頬を優しく包む…
相葉さんの顔が近づいてくる…
相葉さんの瞳が伏せ目になって…
キスの合図…と知ると…
私も静かに瞳を閉じる… …
再び…唇が重なる… …
…私は…恋に落ちた… …
score 5:二宮side→←score 3: アナタside
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作者名:mina | 作成日時:2017年5月13日 18時