ご提案 ページ50
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もうすぐAさんのマンションってところで、僕の足が止まった。
「……いる」
見上げても姿はさすがに確認できない。でも、残り香で気づいた例の男の存在。
僕の中でヤツが潜んでいる事は確定した。
でも、今それを二人に話すわけにもいかない。だから僕は存在に気づいても、あえて何も言わずにいた。
乗り込んだエレベーターはAさんの部屋の階に向かってどんどん登っていく。
「A、僕が先に降りるね？」
「うん」
ジョングク君はAさんに話しかけて不安を払拭させようといる様子。
今はそれがありがたい。Aさんに余計な心配をさせずに済むし、僕だけがそいつに対して気を配れるから。
ジョングク君と一緒にAさんを部屋までひとまず無事送り届けた。
「いないみたいだったね、A」
「グク、ありがとう。ジミンさんもありがとうございました」
「いえいえ！当然の事です！」
精いっぱい笑って見せたけど、内心あいつが気になって仕方ない。
さすがに匂いだけじゃ、次どう動くかまでは掴めない。だから僕は、Aさんとジョングク君には笑顔で接して神経を研ぎ澄ませて、そいつの動きに集中していた。
Aさんの部屋のすぐ近くの非常階段で、憶えのあるそいつの強い匂いが動いた。さっきよりも気配も近い。
僕等が帰ったらここに来るつもりかもしれない。
ならば。
「あ、あの、ジミンさん」
「それじゃ、僕達はこれで失礼します。さ、帰ろうかジョングク君！」
「え……はい、ありがとうございました」
「え！ちょっ！……A！何かあったらホソギヒョンか、僕に連絡ちょうだいね？」
不服そうなジョングク君を引っ張って非常階段と反対側に向かった。
ジョングク君にしてみればそれは意図しない事で、当然僕を目の敵のように睨みつける。
「僕はまだAと一緒に居るつもりだったのに、何で邪魔するんですか？」
不機嫌に僕を見るジョングク君に提案した。
「ねえジョングク君、僕と一緒に『付き纏い男』を捕まえない？」
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あがしおん(プロフ) - syky1814さん» コメントありがとうございます。間もなくパス外して更新しますので、もうちょっとだけお待ち下さい〜。 (2020年6月13日 21時) (
レス) id: 4017986d72 (このIDを非表示/違反報告)
syky1814(プロフ) - はじめまして結婚してくださいのパスワードを教えてください。 (2020年6月13日 21時) (レス) id: 1e639eab67 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - kinanekoさん» コメントありがとうございます！何だかガッツポーズが見える気がしてきましたｗそんなに喜んでいただけると作者冥利に尽きます。ありがとうございます、ぼちぼちっと頑張ります♪ (2019年1月3日 22時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
kinaneko(プロフ) - あがしおんさんの新作を見つけた時、「来た……!!!!よっしゃ！」と思いました！今年もいろんな作品が見たいです！頑張ってください！応援しています！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 6812edf24f (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - ARMY&CARATさん» 私の拙い作品を気に入っていただけて、ありがとうございます！マイペースですが、更新頑張ります！ (2018年12月29日 2時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年12月25日 0時
