こんな僕でも・・・が欲しい！

期待と緊張と嬉しさと ページ37

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　数日後、何度目かのトークのやり取りで、

一緒にお食事でもいかがですか ?

　思い切って外食に誘ってみた。

　基本、夜型の生活の僕が彼女を外に誘うとなると割と限られてくる。
夜景を見に行くってのも考えた。ナイトイベントに誘うっていうのも考えた。
でもそんな事して、もし、頂きたくなったら……。
“食”の衝動が爆発しそうな自分を止められる自信が、どうしてもなかった。

　ユンギヒョンにご指南を仰ぐと、「お前はラストを暴発させそうだから、まずは外食から始めろ」と、言われ、ご指南通りに動くことにした。

　頂きたくなったら、食べ物頂けばいいんだから。

「会ってくれるかな」

　僕は頂かなくても大丈夫。会えれば十分……。

今のところは。

Aさん私がお店あがってからで良ければ
「やったぁぁ！お誘い受けてくれた！」

　僕はAさんの色よい返事にベッドの上で豪快に飛び跳ねて転がって大喜びした。

「返事！送らなきゃっ！」

はい!ぜひお待ちしています!

「んふふふふっ！」

　これは期待していいよね？！
今からもうワクワクが止まらない！！




　──そして迎えた約束の時間。

　指定された待ち合わせ場所でボーダーのゆるっとしたＴシャツと、黒のスキニーっていう恰好でAさんを待っていると、

ﾌﾞﾙﾙ･･･

　Aさんからのメッセージ。

Aさんちょっと遅れそうなので、お店の方に来れますか?

「お……お、お店に……直接っ？！ウェイトレス姿のAさんが見れるの？！」

　あ、ウェイトレス姿かどうかは知らないけど。

　うわぁ〜〜っ！急に緊張してきたぁぁぁっ！
どうしよう！今日の僕のコーデ、こんなんだけどいいかなぁ？
ゆる感が凄いけど、大丈夫かなぁ？

　でも貴女に会えるんなら職場でもどこでも行くからね！


　直後、お店のマップが送られてきて、飛び跳ねたくなるほどの嬉しさと急に来た緊張に襲われ、まったく落ち着かない気持ちのままAさんの働くお店へ足を運んだ。

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