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A「主任……ここから出たら、いくらでもしていいから……」
え……今なんて……？
SJ「……A、ちゃん？」
A「だから……しんじゃやだ……」
もう…こんな時までAちゃんは――。
可愛いじゃないか畜生っ。
SJ「……泣かないで？このくらいで……僕を死なせ、ないでよ……。」
死んでも潰れられないな、がんばれ、僕……。
がんばりたい、……けど……
痛い……。苦しい……。急に気が遠くなる……。
視界が真っ暗になっていく――。
A「主任！課長来ましたよ！もうちょっとだから！」
SJ「う……ん……」
あー……眠い……ヤバいなぁ。
A「主任！ソクジンさん！しっかりして！！」
SJ「……ん……」
Aちゃん……今名前呼ぶの？
嬉しい事してくれる……。
ほら、Aちゃんが応援してくれてるよ？
守れよ。僕……。
絶対Aちゃん守れよ。
あいつらが……来るまで――。
多分……今頃ジュニかユンギが矢の様に飛んできて――
「A！ヒョン！来たぞ！」
「二人とも！もう大丈夫だから！」
Aちゃん助けてあげてるはずなんだ……。
「・・・課長！ユンギオッパ！・・・」
ほら来た……だろ？
なあ、何とか言えよ？
「もう助ける！頑張れ！」
ほら、ね……？
すごいでしょ？
ぼくの……しんゆう……。
体がフッと軽くなった。
その直後、僕の意識が闇に溶けた。
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年5月12日 12時
