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SJ side
外回りから戻ってくると、ユンギが一人でパソコンに向かってデスクワークに励んでした。
相変わらずユンギはゾーンに突入中か…。
ホソギとジョングギがいない所を見ると、もう保管庫に向かったのかな。
SJ「ユンギ〜！手伝いに行くよ〜？」
YG「(ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ)」
SJ「まったく……仕事もいいけど会社にご奉仕もしないと出世できないよ？」
YG「出世には興味ねぇよ。」
SJ「うおおおっ！反応した！なんだよ！聞こえてたのかよぉ！」
……明日はタライが降るんじゃないの？
YG「マンネたちと外回り組が居りゃいいだろ？俺は要らねぇだろーが。それに、オフィスを空には出来ねぇ。」
まぁ、塩なユンギらしい発言。でも留守番買って出たのか。
SJ「……ま、それもそうだね。じゃ、お留守番よろしくね！」
YG「んー。」
──── ── ─
保管庫に向かうとそこにはナムジュニとジョングギ・Aちゃんが３人で資料を積み込んでいた。
SJ「交代しに来たよ〜！おー！がんばってるね！ずいぶん減ってる！」
NJ「ヒョン、俺、仮保管庫の整頓に行ってきます。」
SJ「わかった！あっちで物壊すなよ〜？」
NJ「気を付けます！」
気を付けてても壊しそうで不安しかないよ……。
ま、ホソギがいるから任せるか。
・・・
SJ「あらかた片付いたかな？」
内勤組の活躍で僕らが手伝えることはほとんどなかった。
後は台車１台分の資料を残すのみ。
A「そうですね。まったく……うちの課だけでここまで片付けさせるなんてズルい！」
SJ「あはは！まったくだね！仮保管庫の整頓は他の課に任せてもいい気もしてきたね。」
――今回ばかりはナムジュンのジャンケン運の無さには困らせられたな。
肉体労働は勘弁してよ〜？
JK「これでラストですね？じゃ、俺、これ運んできます。」
SJ「はーい、安全運転でねー！」
A「あ、ジョングク君、台車の足元、気を付け――」」
Aちゃんが言い終わる前に台車がスチール棚をひっかけ、隣の棚が巻き込まれ、倒れていく。
倒れる先には――
「Aちゃん！！」
「ヌナ！」
Aちゃんは動けないでいる。
このままじゃ……！
畜生！間に合えよ！！
無我夢中で走ってAちゃんに覆い被さる。
一緒になって倒れこんだ瞬間、
ガタガタガターン！！
ものすごい音を立てて僕らの上に棚が降り注いだ――
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年5月12日 12時
