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順調に仕事が片付き、定時で上がれた私とジョングク君。
お肉が大好きなジョングク君の為に、私のマンションからほど近い所にある屋台へ向かった。
A「ここね、焼き肉丼がすっごく美味しいの!」
JK「屋台も知ってるなんて。ヌナ、すごい!」
A「うふふ!もっと褒めて♪
あ。少し飲んでいい?お酒。」
JK「うん、もちろん!」
今日はちょっとだけお酒も嗜むつもりでこの屋台に連れてきた。
おつまみも充実してるこの屋台が好きで、たまに一人で来たりする。
主任とジョングク君の事でご無沙汰ではあるんだけどね。
A「はい、今日もお疲れ様。」
JK「乾杯!」
ぐっと飲み干すとジョングク君の視線に気づいた。
JK「ヌナ、」
A「ん?なに?ジョングク君?」
JK「ヌナ、グクでいいって。」
A「あ、…うん、彼女でもないのに愛称とか、図々しいかなっと・・・。」
JK「俺は呼んでほしいからお願いしてるんだよ?」
A「うん・・・。そうだよね・・・。」
これから慣れていかなくちゃいけないなぁ。
JK「・・・あ、これ、美味しい!」
A「どれ?あ!初めて見るメニューだ。肉巻きかな?」
JK「味見にあげる。はい、あーんして?」
A「え」
JK「早く。あーん。」
・・・こんなところであーんは・・・恥ずかしいけどやらなきゃいけないみたい。
だって・・・ジョングク君の目が期待たっぷりに輝いてる…。
A「あー…」
思い切って口を開けたら、割と大きめのお肉が突っ込まれた。
A「んー!んっんん!(おっきい!)」
JK「飲みこんでからしゃべってww」
A「・・・っ、おっきいよ!もうちょっと大きさ考えてよ〜!」
JK「あはははっ!食べれたからいいじゃん!」
和やかで楽しい。一人の食事なんかより、ずっと。
でもどうしてかな?
主任と朝ご飯食べた時のような緊張感…ドキドキがないのは・・・。
私、もうジョングク君に心許してるってことなのかな…。
食事って…侮り難い。
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年5月12日 12時