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ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ･･･
ｶﾁｬｶﾁｬ…
A「ううん・・・何の音・・・？」
朝っぱらから、リビングから聞こえる生活音とご飯の香りで目が覚めた。
ん？お母さん来てるのかな？
そんな連絡あったっけ…？
A「なぁにぃ？おかあさん？」
完全に寝ぼけた状態でリビングに顔を出した私は、目を疑う光景に一瞬で覚醒した。
SJ「あ！おはよう！もうすぐ朝ご飯出来るから、顔洗っといで！」
A「………………」
──はい？
何で……ここにいるの？！
A「しっ、しっ、しゅ……しゅっ……」
SJ「しゅ？……どうしたの？」
A「主任？！何してるんですか！！」
SJ「おおう！何って……朝ご飯の支度。」
ああああ朝ご飯？？？
確かによく見ると主任は、お母さんが置いていったエプロンを付けて……お玉持ってる。
SJ「まだ寝ぼけてるの？いいから顔洗っておいで？
それとも、その可愛いパジャマ姿を僕にずっと見せてくれるの？」
ニコニコしながら汁物を作る主任…。
はっ！パジャマ？！
A「顔……洗ってきます……」
覚醒はしたものの、思考が付いてこれない私は言われたとおり、顔を洗いにダッシュで洗面台へ向かった。
え？ちょっと待って？
今のは夢？幻？
なんかあったっけ？
──考えること数分。
A「あ、昨日の夜、主任拾って泊めたんだった……」
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年5月12日 12時
