☆ ページ46
ちょっと遅めのお昼ご飯。
生姜スープもたくさん食べてくれて、お薬も飲んで、ひと段落でクッションに腰かけているホソクさん。
「あ、せっかくだから、シーツ変えておこう？」
HS「いやそこまでしてもらっちゃ悪いよ・・・！」
わたしをベッドから遠ざけ座らせると、自分でササッと掛け布団を整え始める。
ホソクさん、全力で遠慮しないで…。
「いいの！わたし、オッパの彼女でしょ？一番きつい時に居てあげられなかったんだから、このくらいさせて。」
そう言うと、ホソクさんは諦めたのか、新しいシーツ一式を持ってきた。
HS「やっぱり、俺も手伝う！」
言い出したら引かないホソクさんだから、ここは甘んじて手伝ってもらって、二人で分担してシーツを交換した。
シーツもすっかり新しくなり病み上がりのホソクさんと二人、ベッドを背もたれ代わりに二人並んで座った。
HS「ありがとう、A…。洗濯はいいよ、明日俺がやるから。」
「・・・うん、わかった。」
ホソクさんはわたしの頭を撫でると、そのまま自分の肩にもたれさせた。
何も考えずにここまでやっておいて何だけど…。
今…距離、めっちゃ近くないですか？
これは・・・もしかして・・・。
このまま・・・。
HS「・・・ねぇ、A…。」
「なっ・・・何？」
HS「抱きしめていい？」
いつもしていることなのに･･･改めて聞かれると･･･何で？心臓がバクバクして苦しい…。
「・・・いいよ///」
ホソクさんはわたしの方に向き直り、背中に手を回し首元に顔をうずめ抱きしめた。
HS「Aに風邪うつさない様に一人でずっといたけど…寂しかった…。」
ホソクさんは寂しがり。
まるで風邪で会えなかった数日を埋めるように抱きしめているみたい。
わたしはされるがままで、ホソクさんの肩に顎を乗せる格好になる。
背中に手を回して、子供をあやすように優しく撫でた。
「呼んでくれればいつでも駆け付けたのに。オッパがやせ我慢するから…。」
HS「うん。でも、こうして来てくれた…。」
ゆっくり離れる体。
わたしの額に額をくっつけて、伏し目になり唇を噛んでる。
ホソクさんの長い指がわたしの頬や首筋をするすると撫でるからくすぐったい。
HS「A・・・いい？」
額を離し、わたしの目を見つめるホソクさんは、いつもと明らかに違ってて・・・。
何か言いたげに瞳が揺れる。
頬は少し赤く、緊張した顔つき。
今まで見たことのないホソクさんだった。
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mayukanamatu281(プロフ) - ありがとうございます。探してみます。楽しそう。 (2020年8月19日 20時) (
レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - mayukanamatu281さん» コメントありがとうございます！パスについてはまずは「小瓶の使い魔のお部屋 ４部屋目」のコメント欄にヒントがありますので、それを解くと分かります。もしわからない時にはボードorこみゅのメッセージからどうぞ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 7e5b19fe00 (このIDを非表示/違反報告)
mayukanamatu281(プロフ) - はじめまして。ホビたんが好きで読みました。とても面白かったです。少しずつ全作品、読んでいきます。パスワードはどのようにしたら、わかりますか？ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - armyamiさん» お気に召していただき、ありがとうございます。その他の作品もどうぞお楽しみいただければ幸いです！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
armyami - ほんとに最高でした！ うちもホビペンなんでめっちゃドキドキしましたっ！他の作品も楽しみにしてます！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 2403182e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年4月8日 17時
