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A「大丈夫です!お世話するために来たんだから!入れてください!」
その勢いに押されてAを部屋に入れてしまった。
は・・・初めて女の子を部屋に入れちゃった・・・。
部屋をまじまじと見られてるような気がして、気が気じゃないんだけど?!
散らかってるの、気になるのかな?
どうするどうする?
A「なんだ…綺麗にしてある。」
え。そうなの?
よかったぁ〜!とりあえずAの許容範囲の綺麗さってことだね。
緊張しまくってる自分を落ちつけたくて、まずはちょっと遠回りして、ベッドに腰かけ体温計で熱を測ってみる。
A「キッチン使うね?」
Aはキッチンに立つと何か作ってくれるのか、準備を始めた。
熱はもう平熱に戻っていた。
「良かった…熱はもう下がってた。」
でも、まだ熱っぽく感じるのはキッチンのAの後ろ姿を見ているせい。
A「それなら、スープ作ってる間にシャワーしてきて〜。」
「えっ!!///」
しゃ?シャワー??
僕をどうしたいのっ?
A「熱が下がったんなら、お風呂に入れるでしょ?」
あ・・・そういう事か・・・
「あ・・・うん・・・そっか・・・そうだね・・・いってきます・・・」
意識しすぎだよ・・・僕。
シャワーを済ませ、着替えて出てくると、
A「・・・うん、いい感じ。」
味見をしながら独り言を言うAの横顔。
可愛いなぁ・・・。こっから眺めてるだけでも全然いいんだけど・・・。
自分の部屋だって思うと、気持ちが少しずつ大胆になってくるもので…
「はあ〜〜!スッキリした!・・・おお!いい匂い〜!」
Aの肩越しに鍋を覗き込んだ。
うん!見ただけで美味そうなのが分かる。
今・・・すごく近い。
わざわざエプロン持参で料理してくれるとか、こういうの女子力ていうの?
可愛い。すごくハグしたい!何なら押し倒したい。
あぁ・・・変な気起こしそうで辛い…!
ホントにこのまま抱きしめてもいいんだけど・・・。
今Aに触れたら絶対自分を押さえられない気がして、この距離を保つのに必死だった。
ちょっと頬を赤くしていたAが
A「髪、乾かしてあげる!ドライヤー貸して?」
突然僕に向き直るからびっくり。
「え!う、うん!」
乾かしてくれるんだ・・・。うれしい・・・。
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mayukanamatu281(プロフ) - ありがとうございます。探してみます。楽しそう。 (2020年8月19日 20時) (レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - mayukanamatu281さん» コメントありがとうございます!パスについてはまずは「小瓶の使い魔のお部屋 4部屋目」のコメント欄にヒントがありますので、それを解くと分かります。もしわからない時にはボードorこみゅのメッセージからどうぞ! (2020年8月19日 18時) (レス) id: 7e5b19fe00 (このIDを非表示/違反報告)
mayukanamatu281(プロフ) - はじめまして。ホビたんが好きで読みました。とても面白かったです。少しずつ全作品、読んでいきます。パスワードはどのようにしたら、わかりますか? (2020年8月19日 18時) (レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - armyamiさん» お気に召していただき、ありがとうございます。その他の作品もどうぞお楽しみいただければ幸いです! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
armyami - ほんとに最高でした! うちもホビペンなんでめっちゃドキドキしましたっ!他の作品も楽しみにしてます! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 2403182e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あがしおん | 作成日時:2018年4月8日 17時