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あれほど部屋に招きたくて仕方なかったはずなのに、よりによって風邪ひいた僕の看病で来るなんて・・・。
いろいろ万全じゃない状態だし、うつしちゃいけないと思って会いたい気持ちを必死にこらえて、一人でがんばってたのに…。
A「それじゃ彼女の意味がないでしょ！」
嬉しいよ？そりゃあ彼女に看病してもらうとか、憧れてたりするけど・・・。
お風呂にも入れてないし、部屋も片付けてないし、何より…
「理性保てる自信がない・・・。」
ああ・・・僕ってこんなんだったけ？
そうだ！病気の時ってそういう気持ちになりやすいって聞いた事あったな、うん！
それだ！きっとそうだ！
僕のアパートから結構近い所に住んでいるA。
寄り道してもそんなに時間は掛からない。
今から部屋の整頓しよう！
空腹でふらつく体に気合を入れて、とりあえずテーブルのペットボトルやら散らかった着替えやらをかき集めた。
チラッとベッドを見る。
「・・・。」
・・・ベッドの下にナムがいたずらで隠してった小さな置き土産があったな・・・。
てっきり忘れ物だと思って電話したら
『どうせ使うだろ？』
いや、そうなんだけどさ…。
あいつ何なの？
僕の理性を試してるの？？
あれは見られちゃマズい。
Aはベッドからは遠ざけよう！うん！
僕も危ない。
洗濯物を洗濯機に隠すように放り込むと、洗面台の鏡に映った自分の姿が目に入った。
「うわぁ〜・・・髪がぐちゃぐちゃ・・・！」
櫛で整えてもひょこひょこしている横髪。
僕の気持ちと同じで、全然落ち着かない。
「ああ〜もう！」
その時。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
うそ！もう来ちゃった！
その辺にあった黒いパーカーを慌てて身に着け、フードを被った。
あ・・・マスクマスク・・・。
扉を少しだけ開けて外を見ると・・・
「ホントに来ちゃったんだ・・・。」
A「行くって言いましたからね！約束は守る人間です。」
A・・・有言実行だね・・・。
A「オッパ、お邪魔しますよ。」
って、無理やり部屋に入ろうとするもんだから、
「まままま待ってっ…！」
心の準備がっ・・・！
A「どうしたんですか？・・・まさか・・・他の女の子連れ込んでたり…」
「それはない！誓ってそんなことしない！」
A「じゃあ何で？」
「何日もお風呂入ってないし・・・その・・・部屋も散らかってて・・・恥ずかしい。」
そこまで言うと恥ずかしさでドアの陰に隠れた。
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mayukanamatu281(プロフ) - ありがとうございます。探してみます。楽しそう。 (2020年8月19日 20時) (
レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - mayukanamatu281さん» コメントありがとうございます！パスについてはまずは「小瓶の使い魔のお部屋 ４部屋目」のコメント欄にヒントがありますので、それを解くと分かります。もしわからない時にはボードorこみゅのメッセージからどうぞ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 7e5b19fe00 (このIDを非表示/違反報告)
mayukanamatu281(プロフ) - はじめまして。ホビたんが好きで読みました。とても面白かったです。少しずつ全作品、読んでいきます。パスワードはどのようにしたら、わかりますか？ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 66d4af61b5 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - armyamiさん» お気に召していただき、ありがとうございます。その他の作品もどうぞお楽しみいただければ幸いです！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 1e736e073a (このIDを非表示/違反報告)
armyami - ほんとに最高でした！ うちもホビペンなんでめっちゃドキドキしましたっ！他の作品も楽しみにしてます！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 2403182e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2018年4月8日 17時
