嫌いなものは"嫌い"【w.r.w.r.d!】

嫌 ページ7

ピーンポーンパーンポーン…





【2年生佐々木A。2年生佐々木A。

至急。放送室まで。繰り返す。至急放送室まで】






なんて雑な放送なのだろう。



全体に広まっているからこんな放送をしても誰も不思議がらない。



補習が終わった後なので面倒臭いがしょうがなく行くことに。


・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

ガチャ…





「はーい。佐々木Aちゃんですよぉーっと」




rb「せめてノックしてから入れや。

そんな常識も植え付けられてへんのかお前は」





この小さなホビットはロボロ。



放送委員長であり生徒会。勿論沙織にデレデレ。





rb「さっさと沙織に謝れよ」




「だから私なにもしてないってばー」




rb「はよ言った方が身のためやで」




「だって本当に私なにもしてないもん」




rb「はぁ…お前一体これ何回目やねん…

軽く10回はこの会話を毎日してんぞ」




「だって本当に一ノ瀬にはなにも悪いことしてないもーん」






一ノ瀬にはなにもしてないよ。



逆にされたんだよ！！！



くっそ財力と美貌があるからって全部そっちにつきやがって！





rb「はぁ…もうキリないわ。

グルッペンの命令やけどほんまに埒があかへん」




「え。じゃあ帰っていい？」




rb「流石にわしもめんどいわこんなん。

せやけど明日もしっかり来いよ。

おかげさまで放送でお前の名前を一々呼ばなあかんねんぞ」




「はぇー。じゃあ呼び出さなかったらいいんじゃないですかね〜」





「アホか。はよ出てけ」と言われたので素直に出る。



ロボロはどうやら私のことを嫌っているらしい。



んまぁあたりまえか。









じゃあ私もあいつのこと嫌い。

好→←嫌

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す