約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ30

すると、シャオちゃんが急に頭を抱え苦しみだす。





sha「…っは……っ！！！」




「えっ……？シャ、シャオロンさん…？」





シャオちゃんはずっと頭を抱えずっと苦しそうにしている。



ど、どうしよう……




すると次の瞬間________。





ガバッ！！！





「！？」





一瞬なにが起きたかわからなかった。



だけどすぐに理解できた。



今、私は。





シャオちゃんに抱きしめられている。






「シャ、シャオロンさん！？」




sha「…思い出したんや」




「…え？」




sha「俺がやったことを全部Aのせいにして

Aが理不尽に怒られたことも……」




「…！」




sha「俺とAが悪いことした時に……

俺はAをかばったやんな……」





シャオちゃんの声は震えている。



え……？まさか…





sha「全部……全部全部……！！

思い出したんやっ……！！」





シャオちゃんが私を離してくれる。



そのシャオちゃんの目には



涙が溜まっていた。





「もしかして……思い出した……の？」




sha「A…ほんまにごめんなっ……！！」





夕日に染まる学校で



一人の少年が泣き叫ぶ声が校舎内に響き渡った。

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