約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ20

ut「ここが生徒会室や」





大先生に生徒会室に案内される。



普通の教室より少し離れた場所にある。





ガチャ！！





ut「グルちゃ〜ん。連れてきたで〜」





大先生が【グルちゃん】という名を出す。



嗚呼。やっぱりあの人か。





gr「お前がAか。

俺は生徒会長の【グルッペン・フューラー】だ。

よろしく頼む」





我が総統のお出ましじゃん。やっぱり





「よろしくお願いします」





グルッペンのネクタイは私や大先生と色が違う。



ということは違う学年なのかな？



生徒会長なのだから上の学年だろう。



3年生だ。





gr「大先生から聞いた話だと……

お前は我々国について詳しいらしいな」




「えぇ……まぁ」





詳しいというよりいましたからね





gr「俺のこの名も我々国の総統から取っている。

まぁ、本来の名前もあるがこっちの方がなんとなく落ち着いていてな」




「…はぁ」





落ち着くというよりそれがしっくりきてますもんね。



生徒会室の長い机の誕生日席に座るグルッペン。



まるで前世を再現しているようだ。





「それで…何故私は呼び出されたのでしょう…」




gr「…単刀直入に聞く。

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お前は一体。何者だ？」





「…え？」

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