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さっきまで怒ってたはずの潤くんが
“すげぇーな”って呟きながら
今度は楽しそうにくっくと笑ってる。
もー意味分かんない…。
「ふーん。櫻井ねぇ…。
ま、いんじゃない。
我慢強い男は嫌いじゃねーし？笑」
ニッて笑った笑顔は今日も間違いなく美しい。
悔しいから絶対言ってやんないけど！！
「悪い噂も聞いたこともないしな。
ギリ合格ってとこにしとくか。
変な男だったら潰してやろーと思ったけど。」
そう言いながらも弾みを付けて置かれたコップは
ダンッと大きな音をあげるとともに
その衝撃で中の水が暴れて今にもこぼれそう。
「ちょ、ちょっとやめてよね。
潤くんホントにやりそう…。」
「チャラチャラしたのだったらやってたな。」
「だからヤだってば！
今日も完全にケンカ売るような態度だったし。
翔くん絶対変に思ったよ…もぅどーしよ。」
あたしの苦悩なんてお構いなしの潤くんは
お箸でスマートにパスタを食べてる。
「しかし意外だったな。」
「…なにが？」
「Aあーゆうのが好みだっけ？
もうちょっと悪いのが好きじゃなかった？」
「悪いのって…何その言い方。笑」
昔から俳優やアイドルを見ると
なぜか好きになるのは金髪の人ばっかりで
男の趣味が心配だってよく言われたっけ。
「だって実際にはイケメン金髪なんていないもん」
「あはは。いや、じゃなくて。
まぁ外見もなんだけどさ。
内面的にもヤンチャっていうか？
んー、ダークな部分っつうか…ま、いいや。
変な男に引っかかるより優等生のがいいし。
とりあえず今んとこアイツで許してやるよ。」
「上からっ！！笑」
「当たり前。つか俺上だし。
ま、なんかあったら言えよ？
俺が二度と世に出られない顔にしてやるから」
なっ！ってあたしに向けられた潤くんの笑顔は
恐ろしいほどに眩しくてキラキラしてた…。
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でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» ありがとうございます！とっても嬉しいお言葉(о´∀`о)単純な作者なので、きっと今日明日にはまた何話かUP出来ると思います（笑）最後まで是非お付き合いください(^^) (2019年11月8日 10時) (
レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 実はこういったお話が凄く好きで不器用だけど真っ直ぐな皆とか何か確執みたいなものを抱えているとか…でこぼこさんの作品をもっと読みたいと思いました！ (2019年11月6日 10時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
でこぼこ(プロフ) - 櫻宮さん» コメントありがとうございます(*^^*)あやふやな関係やふわふわした感情に翻弄され気味の主人公が、嫌われたら可哀想だなと思っていたので、愛おしいと言って貰えたことがとっても嬉しい！櫻宮さんの言葉を励みに、また書き進めていきますね(´∀｀*) (2019年11月5日 16時) (レス) id: deca25d402 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 皆不器用だけど真っ直ぐで…そんなあやふやな位置関係にいる主人公が健気で愛おしくて好きです。早く次が読みたい！ (2019年11月5日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でこぼこ | 作成日時：2018年11月29日 14時
