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「・・・重岡先輩、ごめん。
俺、ヒートで頭変になって」
何回も何回も謝るから、胸が苦しい。
「ん、大丈夫やから。
泣かんでええよ」
「重岡先輩はずるいな。
なんで優しくするん、
こんな最低な俺に」
「小瀧は最低やない」
「最低やもん、
ほんまは、今日、重岡先輩がくるん、知ってた」
「そうか」
「今日、ヒート来るのも、分かってた」
「うん、そっか、」
「・・・誘惑しようとしてん。
身体だけでもええから。
軽蔑した？」
「せえへん。
するわけないやろ？」
「ほんまに、ごめんなさい」
「謝るんは俺の方や」
そんなに追い詰めてたなんて・・・
薬が効いてきたのか、
少しずつ、眩暈を覚えそうな香りが鎮まっていく。
泣き疲れたんか、
薬の副作用か、
小瀧は俺の肩で眠ってしもた。
足音が聞こえてくる。
振り返ったら、
息切らした流星が駆け寄って来るとこやった。
「しげ・・・ありがとう」
「ううん、ごめんな。流星・・・」
ぐっすり寝てる小瀧の体を、
流星に預ける。
「しげが謝ることちゃうよ。
望に聞いててん。
今日、玉砕覚悟で告白するて。
蹴りつけたいからって」
「・・・そっか。
流星、小瀧のこと頼む」
「もちろん。
俺はずっと望だけ待ってるから」
その声が聞こえたかのように、小瀧が目を覚ました。
「藤井先輩？」
「望。大丈夫か？
苦しないか？
痛ないか？」
小瀧に話しかける流星は、
いつも特別に甘くて優しくて。
見てるこっちが照れてまう。
「痛い。
苦しい。
藤井先輩っ・・・」
小瀧がまた泣き出した。
その痛みを取り除いてあげられるのは、俺やない。
流星だけ。
「頑張ったな、望。偉かった」
「ぐすん、ひっく・・・」
小瀧の全部、何もかもひっくるめて、
流星なら受け止めてくれるはずやから。
二人に背中を向けて歩き出す。
無性に、ともに会いたい。
気付いたら、駆け出しとった。
わけもなく胸騒ぎがする。
離れてるこの距離が、不安でたまらんねん・・・
高速かっ飛ばして、
社員旅行先のホテルに到着した時には、
もう、辺りは真っ暗。
海辺のリゾートホテル。
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fool(プロフ) - mikuniさん» mikuniさーん💕こちらも読んで下さってたのですね💕嬉しい〜😍赤緑くんたちはこのまま幸せに突き進むはず💕そして、青桃ちゃんが気になるコメ、たくさん頂き嬉しいびっくりです😍書けるかなとドキドキです。 (2022年10月25日 22時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - こっこさん» いえいえ、こちらこそ貴重な妄想😍ありがとうございます〜💕 (2022年10月25日 22時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
mikuni(プロフ) - 最近の連日の更新、めちゃくちゃ楽しみにしてます😊赤緑くん、婚約おめでとう！！青桃くんが出てきたので、二人の迎える未来がどういうのか想像しちゃってます🤭これからも、foolさんのペースでの更新をお待ちしてます💗 (2022年10月25日 21時) (レス) id: 49b71a1036 (このIDを非表示/違反報告)
こっこ(プロフ) - こんな妄想に優しくレスありがとうございます😭😭😭ぜひお待ちしてます😍←図々しい(笑)素敵な作品の数々を生み出すのは大変と思いますが主さまのペースで無理せずにお待ちしてます😌 (2022年10月25日 19時) (レス) id: a4b13bf62f (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - こっこさん» こっこさーんの頭の中すごい〜✨可愛いでしょうね〜💕また浮かんだら是非是非教えて欲しいです〜💕たまに行き詰まるので…たまにではないか…💦素敵なシーンありがとうございます💕書けたらいいな〜 (2022年10月25日 19時) (レス) @page44 id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2022年9月21日 14時
