でっかい愛 ２

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ヒートの時とおんなじぐらい、甘々やったしな！


「とも、可愛えかった」


俺はもう、でれっでれ。


「なんで出来たんやろ。
物理的には無理なはずやのに」


ともはまだ、首を捻っとるわ。


カラカラに乾くまで求め合うた後。


冷蔵庫から取ってきた、
ガラス瓶のお水、

ソファでくったりしてる、ともに、差し出す。


「重岡、俺、アイスのがええ」


「えっちで、体の糖分全部出してしもた？」


「重岡、何言うてんの？」


しらあっとした、横目で見られた。


「凄かったもん。
体から蜜が出てた」


「ヒートの時と同じように出来とった？
重岡、満足した？」


「分かってるくせに」


「ふふ、けど、ヒートの時とはやっぱ違うんちゃうかなって」


「そやな。
ヒートの時は翳りある色気放ってて、
それも凄まじい魅力やねんけどさ。
今日のともは、ふわふわしてて、可愛いくて。
綿菓子みたいな」


「どっちがええ？」


「どっちも！」


「俺ら、アホな会話してんな」


「ええやんけ！番の特権やで！
さっ、アイス買いに行こか、」


「ええんっ？！」


「在庫切れてたやろ？」


「そやねん！
大毅くん、優しっ」


「大毅くんやって、」


「もう二度と呼ばん」


「そうかな？
また、キスしたら呼んでくれるはずや」


「うざいねんけど」


可愛い見た目と裏腹に、ともは、天邪鬼。


どうも、俺に対してだけっぼいし、

気ぃ許してくれてるねんなあ。


にやけてまうやろ。



夜のコンビニの人工的な灯り。


二人して吸い寄せられて。


アイスは悩みに悩んで、チョコクランツのバーのやつ。


「俺の奢りな」


「ええよ、同期やねんし」


なんて、やりとり、何回したやろ。


そのうち、財布一緒になるのにな。


・・・なんて、気が早いか。


帰り道、溶けるとあかんとか言い訳して、


食べながら、歩く。


「ともはほんま、アイス好きやな」


「うん、好き」


「それもっかい言うて？」


「ん？好き」


「でへ。好きって！」


「アイスがな。
なんで重岡がニヤけるねん」


また冷たい目で見られたけど、ええねん。


「ともって、ほんま可愛ええよなあ」


「はあ？外で言うなし」

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