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時はあっという間に過ぎてしまって、仕事が終わってすぐゾムおすすめの少しおしゃれな個室のある居酒屋に入ってとりあえず飲む。
そして今。
いい感じのペースで互いに酔いがまわり、顔がほんのり赤くなっている。
最近の話も尽き、昔の話をあのときあんなだったよね、あれはああだったよ、と話し始めた頃だった。
「実はな、俺な、小さい時から夢主のことがずっと好きやってん。」
ドキッと心臓がはねて、思わず黙りこくってしまう。
顔も見れない。ただの昔話なのに。
「そんで、Aに告白しようと思ってたんやけど、やっぱり明日にしよ、やっぱり明日に、ってしとったらAが転校して言えんかってん。」
私もよく覚えてる。
急な転校だったから、お別れの言葉すら言えなかったのだ。
「せやから、俺ずっと後悔しててん。」
んふふ、と笑うゾムの顔は赤くて、私も体温が上がるのが分かる。
「今も好き。俺と、付きおうてくれませんか。」
小さく差し出された手は少し震えていて、どうしようもなく愛おしい。
そっと指先を重ねると、ピクっとはねた。
「私も好き。ずっと好き。」
私の発した言葉は、思ったよりもずっと小さな声だったけれど、2人の空間には十分で。
握り直された手は温もりに包まれていて。
重なった唇はいかにもな青春の甘酸っぱいレモンの味ではなくて、お酒の味だったけど。
この先一生、私の人生から君がいなくなるなんてことはありえない。
これって偶然？
ううん。
これは、そう。
言うなれば
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鯉口(プロフ) - 赤羽 紫音さん» コメントありがとうございます！ (2020年4月4日 3時) (
レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 紫音 - 凄い！ (2020年4月4日 2時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
鯉口(プロフ) - ノアさん» 主催者の鯉口です。コメントありがとうございます(*^^*)まだまだ続きますので更新をお待ちください！ (2020年2月29日 1時) (レス) id: ad6d0057cd (このIDを非表示/違反報告)
ノア - めっちゃ好きです！ 文才分けて欲しいぃ((( 毎日、楽しみにさせてもらってます！ 更新頑張って下さい！ (2020年2月25日 22時) (レス) id: 47bc0266fa (このIDを非表示/違反報告)
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