年上幼馴染が求婚してくる！【knmc】

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『……いいじゃん、刀也にしてはセンスいいね』


｢バカにしてます？｣


バカにするように鼻で笑えば刀也は怒る。


………よかった、‘’いつもの”刀也だ。



「……今日、」


『ん？』


「絶ッ対楽しませるんで、覚悟しといてくださいね！」


『っ……』



お願いだから、そんな、そんな愛おしいものを見るような目で見ないでよ、刀也。



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『わ……すごい、』


電車に数十分揺られて着いたところは、度々テレビで取り上げられている有名な水族館だった。


流石テレビでよく見るとだけあって、とにかく綺麗だった。



「ふふん、このくらいどうって事ないですよ」


『いや、凄いのは水族館ね?』


「ハイ…」






そんなやり取りをしながら、2人でまわっていった。




『あ……カフェだ』


「時間も丁度いいですし!お昼にしましょう!」


『おわっ…声デカ』



刀也と2人でテラスに座り、メニューを見る。



「じゃあこれとこれとこれと……これでOKですか?」


『うん。だいじょーぶ』


「じゃあ僕頼んでくるんで、Aはここで待っててください」


そう言って刀也は行ってしまった。


『ふう…』


言葉通り、刀也は全力で私を楽しませようとしてきてくれている。

エスコートしてくれたり、必死に魚の解説をしてくれたり。


「ぃ……ぉ……ぁ…」

……本当に、今でも私の事を好きでいてくれてるのだろうか。


というか、‘’今でも”じゃなくて、そもそも昔のアレは好きに入るのか？

「……ぃ、…ぇ……」


刀也に限って嘘なんてことは無いだろうけど…


「もしもーし！聞こえて！ますか！！」


『へっ…』


急に聞こえてきた大声に振り向くと、派手な見た目の男の人が何人か居た。


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タイトル間違えていたので修正しました…！
申し訳ありません

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